見出し画像

2/2 ガス止まる、思い出作り失敗

必死の思いで2日目に漕ぎ着けました。毎日何かしらを続けている人はすごいですねしかし。

日記を書こうと振り返ると、なんてことない1日も実は小さな事件が隠れているんだなあ、となんというかこう、グッとなります。

ちなみに、今日はバイトの出勤日なのを忘れていたため、大遅刻しながらこの日記を書いています。事件なんてそうそう起きませんよ。ぎゃっはっは。


2/2(水)

朝霞に住んでから色んなことがあった。電気が止まったり、ガスが止まったり、水道が止まったり。

引っ越しを4日後に控えた我が家は、滑り込みセーフでガスが止まった。

部屋の片付けをするぞと意気込んでシャワーに向かったら、いつまで経っても水なので、おやおやと思ってすっぽんぽんのびちょびちょでポストを開けるとガス供給停止通知が入っていた。

この家でガスが止まるのは5回目なので、まあいいかという気持ちでキンキンのシャワーを浴びたら、つったことのない脇腹の変な筋肉がつった。こんなとこに筋肉つけんな。

どうせご飯も作れないし、せっかくだから思い出作りに近所のご飯屋さんで何か食べようと思い、ワクワクしながら外に出た。

引っ越してすぐに食べに行った気さくなおばちゃんがやっている町中華。B級というにも絶妙に知名度が足りないピリ辛ラーメンを出しているお店だ。

若い人はなかなか来ないから、ここは一つピチピチのぼくが久しぶりに行って世間話でもして賑やかにしてやろうと目論んでいたら、信じられないくらいシャッターが閉まっていた。

シャッターの張り紙には、「3日、4日は都合によりお店を閉めます」と書いてあった。

おばちゃんもだいぶ忙しかったのか、数字がわからなくなっていたようだった。今日、すごい2日。

仕方がないので、少し歩いた先にある、イラストやの「老夫婦」のイラストくらいザ・老夫婦がやっている中華料理屋に向かった。ここはかつて餃子を頼んだら、濡れた湿布みたいなぶよぶよの何かが出てきた思い出の店だ。

本当はもう一つの店が良かったけど、ここはここで心に残っているし、まあアリか、と店に向かった。

ボコボコに閉まってた。

張り紙も何にもなく、シャッターが閉まってた。定休日はないし、営業時間内だし、なんだ?と思って窓からちょっと覗くと、店のテレビが付いていて、老夫婦もいた。なんで?いじわる?

しかたない、次の店だ。まだ入ったことのない前を歩いたこともない特に気になったこともない変な中華料理屋に行こうと歩き始めた。

この辺で、もう思い出とかそんなのなんにも考えてないゾーンに入っていて、中華が食べたいだけの人間に成り下がってしまっていた。

まあそこも閉まってましたけれども。

どうせ誰かに誘われるだろうとタカくくってたら当日まで誰からも誘われなくて必死に連絡したら全員に断られたあの日のクリスマスを思い出して胸がキュキュッと締まった。

まさかの3タテをくらい、結局何の思い出も作れなかったまま家に帰り、不貞寝をしていたらバイト先の店長から「今日出勤だよ」と連絡が来た。

いってきます。


2日目にして感情多めの日記になってしまって雲行きの怪しさを感じますが、強く生き延びていきます。

水をあげてやってください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?