GUIってなに？

GUIとは？

GUIとは、「Graphical User Interface（グラフィカルユーザーインターフェース）」の略称で、直訳すると「グラフィカルなユーザーインターフェース」。つまり、グラフィカルな画面やアイコンなどを用いて、ユーザーが直感的に操作できるようにしたインターフェースのことを指します。

従来のコマンドラインインターフェース（CLI）に対して、GUIは、アプリケーションの機能をボタンやメニューなどのコントロールで表現し、ユーザーが直感的に操作できるようにします。例えば、WindowsやmacOSなどのオペレーティングシステムにおいて、フォルダやファイルを操作する際に使うエクスプローラーやファインダーなどが、GUIを利用している代表的なアプリケーションの例です。

GUIのメリットとしては、ユーザーが直感的にアプリケーションを操作できるため、CLIよりも使いやすく、作業効率が向上するという点が挙げられます。一方、GUIのデメリットとしては、コマンドラインよりも複雑な機能を持つアプリケーションでは、画面上に多数のコントロールを配置するために、画面が複雑になりすぎる場合がある点が挙げられます。

GUIの例

世の中に出回っているGUIの例

1. オペレーティングシステム（OS）のGUI WindowsやmacOSなどのOSは、GUIを利用しています。デスクトップにアイコンを配置し、マウスなどで操作することで、ファイルの操作やアプリケーションの起動などが行えます。

2. ウェブブラウザのGUI ウェブブラウザは、GUIを利用しています。ウェブページを表示するための画面や、戻る・進む・更新などの操作を行うためのボタン、アドレスバーなどがあります。

3. オフィスソフトのGUI Microsoft OfficeやGoogle Workspaceなどのオフィスソフトは、GUIを利用しています。ワープロソフトやスプレッドシートソフトなどで、ファイルを操作するためのメニュー、ツールバー、ショートカットボタン、ページ設定などがあります。

4. メディアプレイヤーのGUI Windows Media PlayerやiTunesなどのメディアプレイヤーは、GUIを利用しています。音楽や動画を再生するためのプレイリストや再生コントロール、イコライザーなどがあります。

5. ゲームのGUI PCゲームやスマートフォンアプリなどのゲームも、GUIを利用しています。ゲーム画面やメニュー、設定画面などがあります。

6. プログラミング環境のGUI Visual StudioやEclipseなどのプログラミング環境も、GUIを利用しています。コードエディターやデバッグツール、ツールボックスなどがあります。

これらのGUIは、ユーザーが直感的に操作できるように設計されています。GUIのデザインには、使いやすさや視認性などが重要な要素となります。