ミラコスタでプロポーズした話②(指輪購入編)
『ジャム兄様ですね、お待ちしておりました。』
スタージュエリー銀座店に入店し、予約している旨を伝えるとにこやかなスタッフさんに迎え入れられた。
どうやらブライダルフロアは地下にあるようだ。なんだか秘密の部屋に案内してもらってるような感じ。ちょっと特別感ある。
なるほど、品揃えが1番良い店舗なだけあって、ブライダルフロアだけでこんなに広いのか。
席に案内してもらい、スタッフさんの名刺を頂いた。
店員『本日担当いたします〇〇です。よろしくお願いします。』
あがり症な僕はここまでですでに脂汗をかいてしまう。
僕『よよよろしくお願いしますっ』
簡単に説明をもらった後、現時点でわからないことはあるかと聞かれた。
僕『あっぼくプロポーズするの初めてで何もわからないんですけどぉ』
ほとんどの人がプロポーズは人生で一回しかやる機会がないのだから当たり前である。僕は何を言っているのだろうか。
店員『そうですよね。何でも聞いてくださいね。』
自分でも何を言ってるのか分からない発言ですら優しく受け止めてくれた。女神にしか見えん。
僕『婚約指輪の相場とかってありますか?』
女神『30万円くらいで予算を決める方が多いですね。』
昔は給料3ヶ月分とか言ってたのは何かで聞いたことがある。
と、いうことは単純計算でみんなの給料は10万円くらいか。こんな低賃金で大丈夫か日本。
話を聞いてると、最初からダイヤがついた状態でその場で持ち帰れるのかと思ったらどうやら違うらしく(持ち帰れるものも無くはない)、指輪を決めてから希望するカラット数のダイヤモンドの在庫を調べ、その後指輪にダイヤモンドを埋め込む作業をするらしい。
なのでどうやら手元に来るまでに数週間はかかるそうだ。早めに来ておいてよかった。
展示してある指輪を見てまわる。本当に値段はピンからキリまで様々である。どの指輪も輝いており1つに絞るのが難しい。
迷いに迷った挙句、指輪は1番シンプルな形のものにした。彼女に似合う指輪はこれに違いない。
他にも候補はあったのだが、ミラコスタでプロポーズという日頃では味わえない特別感に力を入れたかったので、候補の中では控えめな価格の指輪にしておいた。それでも十分すぎるくらい彼女に似合いそうな指輪ではある。
クレジットカードで支払いをして、指輪は郵送してもらう事にした。果たしてクレジットカードのポイントがいくらになるのか。今からワクワクしてきた。
また、婚約指輪を買った人には、箱パカしたときにハートの形が浮かび上がるよう内側のライトが光る箱をつけてくれる。これは演出を盛り上げるのに役立つので嬉しいアイテムである。
こうして婚約指輪を購入して店を後にした。
(つづく)
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