プロセスをたのしむこと、結果を求めること


自然農の農家さんを訪ねて、教わったこと。
それは、「プロセスそのもので満たされていると、結果がどっちでもよくなる」ということだ。

たとえば、AさんとBさんがやさいをつくったとする。
畑の目的を
Aさん:「売れるやさいをたくさんつくる」
Bさん:「畑をよく観察し、やさいの育ちやすい環境をつくる」
と、それぞれ設定したとする。

時が経ち、収穫の時期がやってきた。
やさいが順調に育ったとき、
Aさん:「売れるやさいがたくさんできた!」
Bさん:「育ちやすい環境を整えた結果、やさいがたくさん実った」
と考えるかもしれない。

では、思うようにやさいが育たなかった場合はどうなるだろう?
Aさん:「売れるやさいがなくて困る…」
Bさん:「なぜうまく育たなかったんだろう?畑との関わり方に問題はなかったかな?」
と考えるかもしれない。

Aさんは結果に、
Bさんはプロセスに重きを置いた。
起きた出来事は同じなのに、
ふたりの捉え方は大きく異なった。

Aさんは思いどおりになったときだけ結果を得られたと感じ、
Bさんは思いどおりになってもならなくても、結果を得られたと感じる。

これは一つのたとえであるが、
プロセスそのものを大切にしていると、
結果以外にも得られるものが大きくなるということがわかる。

プロセスと結果。
あなたはどちらにこだわりますか?

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