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不妊治療録 これまでの経緯⑫ クロミッド15錠服用〜現在まで

前回の記事

※妊娠や流産に関する記載があります。

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「絨毛存続症」と診断され、化学流産の3ヶ月後にようやく妊娠反応が消え、その周期に不妊治療を再開できることになりましたが、不正出血が止まらず、もう一周期お休みすることにしました。

不正出血を止めるために、またもやプラノバールを服用しました。

この周期は以前から計画していた旅行へ行き、とてものびのびと過ごすことができました。

田舎の旅館へ泊まりに行き、近くの山にロープウェイで登り、新鮮な空気をたくさん吸い込んできました。

身も心もリフレッシュして、「また次の周期から頑張ろう」と思えました。

不正出血はプラノバールを飲んでしばらくしてから止まったと記憶しているので、大体1ヶ月と少し続いたと思います。

とてもめんどくさかったです。

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プラノバールを飲み終えると、生理がやってきて、ようやく不妊治療を本格的に再開できる周期がやってきました。


前回の夫の精液検査の結果が悪かったことや、私が休職していて時間の融通が利きやすいということもあり、この周期から人工授精に切り替えて治療を行うことにしました。

また生理5日目からクロミッドを朝晩に服用する、不妊治療の生活が始まりました。

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D12に卵胞チェックのため、通院しました。

排卵しそうな卵子を探してもらいましたが、見当たらず、さらに5錠クロミッドが追加になりました。
この周期は合計で15錠飲むことになりました。

「卵子が育たなかったらどうしよう。そうしたら、また妊娠のチャンスが先になってしまう。」
と思いました。

とても不安でした。

「私が妊娠するより先に妹が出産したら私はどうなってしまうんだろう。」

「心配事の8割は起こらない」という言葉を聞いたことがありますが、その2割を引き続けている私は今回もうまくいかないのではないかと、悪い想像をしてしまいました。

今回こそ、不安は現実とならないようにと祈りました。

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その1週間後、改めて卵胞チェックとなりました。

検査結果は

卵子は育っていませんでした。

「またうまくいかなかった」

そう思いました。

この周期は強制リセットとなりました。
何周期連続かわからない、プラノバールをまた飲むことになりました。

プラノバールのせいで卵子が育ちにくくなってるんじゃないかとすら思いました。

そして先生から

「前回のことで、体質が変わってしまったんだと思います。体質は少しのきっかけで変わってしまいます。卵子が成長しにくくなっているので、次からは注射を併用しましょう。」

と言われました。

もう落ち込みよりも怒りが込み上げてきました。

「なんでこんなうまくいかへんねん!」

悔し涙を流しながら帰路につきました。

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卵子は排卵するまで3ヶ月かかると聞いたことがあります。

3ヶ月前、ちょうど化学流産し、一番抑うつが酷い時期でストレスもかなりかかっていました。

それを考えると、今周期の卵子はストレスを目一杯受けていた卵子だから、育たなくても仕方ないのかも、という風にも思いました。

そう考えることでなんとか気持ちを落ち着かせたという言い方の方が適切かもしれません。

その後はプラノバールを服用し、生理が来ました。

そして今現在に至ります。

今は、クロミッドを服用し終えて、排卵を待っているという状態です。

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長くなりましたが、これが私の「これまでの経緯」になります。

ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

今後は、進展があり次第その都度投稿する予定にしています。

また、投稿の中で度々出てきていた「うつ」についてですが、現在私は「抑うつ神経症」と診断され、休職しています。

「これまでの経緯」では、主に治療の経過など、身体面について書いてきました。

精神的な話については、苦手な方がおられる可能性もあったため、深くは触れないようにしていました。

そのため、今後は現状報告と同時進行で「不妊うつになるまで」を投稿したいと思っています。

うつの症状は少しずつ着実に現れていました。
その症状が現れていく様子や、うつによる思考の偏りなど、主に精神面の経過について書いていきたいと思います。

特にオチもない話でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

もしよろしければ、今後の投稿もご覧いただけると幸いです。





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