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他己分析で己の無力さを知る

就活を進める上で推奨される、自分では分からない自分の強みや弱みを知ることが出来る他己分析。

周りの目には自分はどう映っているのだろう?

私にはどんな能力があるのだろう?

そう思い少しの期待を膨らませて協力を得ることにした。

期待はしていなかった。していなかったけど


期待以下の結果に肩を落とすとは思っていなかった。


回答は選択式で、集計結果を元にチャートが表示され、自分が何の能力に長けているか、逆に足りない能力は何かが一目で分かるようになっている。

結果はどうか。

ごく普通。


私は何の能力にも長けていなかった。

平均レベル。

決してごく普通が、平均が悪いというわけではない。
私は私が私でなければならない理由は自分の能力にあると思っている。
何か長けている能力があるから、私でなければならない。

私は私が私でなければならない理由が欲しかった。
だから、ごく普通ならば、私でなくても良い。

可もなく不可もない、何の能力もない人間だったのだ。

私は少々自分を過信しすぎていたところがあるかもしれない。

確かに何かが特別優れているわけでもないし、
専門的な知識があるわけでも技術があるわけでもない。

ただ、自分に自信はないけれど芸術的センスは少しだけあると思っていたし、アイデアマンで創造的思考力が優れていると思っていた。

だけど今目に見えている結果が全てだ。

これが“”だ。


自分では気が付かない強みや弱みを見つけるためだったはずの他己分析で、私は己の無力さを知った。

自分だけは信じていた自分の能力は、ただの過信に過ぎなかった。

自分には何が出来るのだろうか。
どうやって人の役に、社会の役に立てるのだろうか。


私の存在意義ってなんだろう。

私でなくてはならない理由って?


自分の存在価値を見出せなくなった私は
抜け殻のようになって、ただぼーーーっと

これからどうしようか、なんて考えるふりをして

何も考えられなかった。

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