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はたちのお祝い

かわいい次男がはたちになった!

お祝いに
2人で買い物へ行くことにした。


長男がはたちになったときにも
長男とふたりで買い物に行き、
ちょっとお高めの
カッコいい長財布を
買ってあげたのだった。


次男にも
おサイフ買ってあげようか?
と言ったら
サイフはいらん
と即答。

そりゃそうか。
彼女にクリスマスプレゼントでもらった
すてきなおサイフあるもんね。

そしたら何買おうか?
と聞いたら
かばん
と答える。

お、
こりゃ
大きく出たね。

しかし予算内で頼みますよ…

次男に予算を伝え
ふたりで
都会のデパートへ行くことに。

予算内で気に入るものがあるのか
分かんないけど、
「なんかお祝いだから
母ちゃんがデパートでなんか買ってくれた」
っていう記憶が残ればいいな
という思いで出かける。

そう。
お祝いの品物を買うようでいて、
実は
品物はどうでも(?)よくて、
はたちだといってちょっと奮発する母ちゃんの思い出
を手に入れてくれれば…
という企画(?)だ。



そうして出かけたわたしたち。
久々の
次男とふたりのおでかけ。

次男は
勝手に自由に生きてる子なんだが、
なんかちょっと大人になった。

長い足の長い歩幅で
チビの母ちゃんに合わせて歩いてくれる。
ついこないだまで
人に合わせて歩くことができなくて
わたしははぁはぁいいながら
小走りで次男を追いかけてたのに。

一緒に電車に乗れば
スマホばかり触るわけではなく
母ちゃんと会話もし、
一緒におそばを食べて
美味しいと言い、
一緒にデパートをぐるぐる歩き回って
あーでもないこーでもない

カバンについて語り合う。

結局
都会のデパートのカバンは
予算内におさまらなすぎて、
後日
近場のショップを見に行こう
となった。

次男は
がっかりすることもなく
めんどくさがることもなく
でも今日はたのしかったからいいや
と言った。

えええっ!
次男の口からそんな言葉が出るとは!!!
二十歳になったキミは
いつの間に
そんな優しい言葉がさらっと出るように
成長していたのだーー!!!


びっくり。


感動。

ちょっと泣けてきちゃって、
あれ
わたしもう死ぬんかな?
なんて思ってしまった。(笑)

今まであんなに自分勝手に生きていて、
自分勝手でかわいい子だ
と思って愛でていたんだけど、
あぁ
二十歳なんだな。
すっかり
大きく
大人になったんだな…。



帰宅して
長男に
次男成長して感動したんよーー
と報告したら、
ハードル低すぎる
と笑われた。

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