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毎年思い出すことだからここに記録

昨年【2020年】のコロナ休校期間中に書いたものです。お祝い今年はちゃんと言えましたよ😃

今日は9年前の震災の日ですね。

その日を覚えているお子さんはもう中学生以上なのかな?6年生の息子はまだ2歳位で全く記憶にないようです。びじゅつ教室に通っていてその頃の記憶がある子は少ないかもしれないです。大人はいろいろと思うことがありますね。


金曜日でした。
私は、たまたまその日お休みでした。
地震が起こった時は小学低学年だった娘と一緒に学校内にいました。
息子は保育園で、園舎の耐震工事も終わっていて心配なかったし、夫も割と近くの現場にいて直ぐに連絡がつきました。
すべてのたまたまが自分にとって安心な方向に向いていました。

子どもの様子がわからなかったとしたらどうだっただろう。
その日は電話が全く繋がりませんでした。
もし、私が都内の事務所にいたら?
もし、レッスン中でお子さんを預かる身だったら?
もし、夫が遠くにいたとしたら?
帰宅難民の方もいたと思いますし、後に仲間の先生から辛い体験を聞いたこともあります。怖くてその時いた場所に行くことができなくなったそうです。計画停電もありましたし、そのときもレッスンがなかなか再開されませんでした。
今、デスクワークの業務を続けているとますますその時のことが鮮明に思い浮かんできます。
東北の皆さんのことを思うと胸が締め付けられるような悲しい気持ちにもなりますし、忘れられるようなことではありません。
もちろん忘れて良いとも思わないのですが・・。

震災から3年後にとてもステキな出会いがありました。
震災のその日に生まれたお子さんが教室に入ってきたのです。
申し込みを頂いて、生年月日を知ったときに、お母様に大変でしたね、とお伺いしました。年少さんでしたから、震災からはたった3年しか経っていなかった時です。美術教室で年少さんの早生まれちゃんが入ってくれるのはなかなか珍しく、震災前後に生まれたお子さんとの初めての出会いでした。

お母さまは笑いながら「産んだあとだったし、大変というより誰もお見舞いにきてくれなくて暇だった!産む前の人のほうが心配だったんじゃないかな~」(たしかに)冗談めかしてお話してくれて、お子さんもすごく元気なタイプで、その子のご兄弟もご家族もかわいくって、楽しくって、教室で会えるだけで毎回癒やされています。
今も兄弟で美術教室を続けてくれています。

その年から、私にとって毎年3.11は震災の日を思い出すのと同時に

『◯ちゃんのおたんじょうびだ!おめでとう♪』

と思えるようになりました。とても心があたたかくなります。


私が3月生まれ娘も2月の末生まれということもあり、早生まれの子たちに「親近感をもちがち」というのもあります😊
みんなが我が子を思い出させてくれ、自分の小さい頃を思い出すようでもあり、愛おしくなります。

今年はレッスン日とお誕生日が重なり、前々から今度のお誕生日はレッスンの日なんだよ、あと○回後だ、楽しみだな~って会話していました。
今日レッスンができなくて、残念でなりません。

今度会ったときにお祝い言わせてね😄

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