見出し画像

親方!Soraから女の子が!

OpenAIの動画生成AI 「sora」のデモ映像を見て
進化だと感じるのは、画像のクオリティもさることながら、要素の一貫性についてである。
従来の生成AIだと、前後のコマでパーツや細部が、別ものになりがちだったのが、ある程度抑えられているように見える。

最近生成画像を用いたCMなんかもあるが、ロトスコープ的なちらつきのある映像になりがちである。(わざとそうしてるところも多少あるだろうが)

まだSoraは、一般に解放されていないようだが、悪用を防ぐための措置がおこなわれ、いずれ、誰でも使えるようになるのだろう。

フェイクニュースや、詐欺など、悪用に関しては、大きな問題になると考えられる。動画に限らず、SNSに投稿される画像や、動画には、なんらかの証明書をつけた方がよいと思う。

他にも、要素を画像解析で把握し、問題がありそうなものをフィルターしたり、人がチェックする方法もあるだろう。効果的な対策になるなら、どちらでもよいだろうし、おそらくどちらも必要だと思う。

前置きはさておき、このテクノロジーの延長として考えられる未来予想をいくつか

誰でも動画クリエーターになれる。

既に多くの人がTikTokなりYoutubeなり動画投稿サービスを使っていて、
動画投稿サービスは、誰でも手軽に使えるツールになっている。
とはいえ、身近にない素材だったり、背景が欲しいとなると、なかなか敷居が高い。

特撮や3D CGもこれに置き換わる可能性

映画など見ると現在も、チープな特撮だったりCGが使われていることがよくあるが、現状は時間やお金がそれだけかかるという事だと思う。

これまでの、AI生成では、まだ実用レベルではなかったが、
このぐらいになってくると、実用性のある用途も一気に拡大していくと思う。

逆にプロが使わない、もしくは使えない場合は、前出の例のように、一般人の作ったもののほうが、需要にマッチしてしまう可能性もある。そうなると、プロの作品より、素人の作品に市場を奪われる可能性すらある。

もちろん生成に頼らないイラストレーションなり、3DCGもあっても良いと思う。
しかし、少し経てば、3D CGもAI技術に関しても、もっと安く早くうまく作成できるようになるだろう。
既にNeRFのように3Dと画像AIは繋がり始めていると思っている。

新たな創作物・映像表現

テキストの生成にせよ、画像の生成にせよ、既存の「正解」を作り出すレベルには、まだ到達してない。
しかし、新たなものを作り出すのは、AIのほうが優秀だなと思う部分も感じている。
人間の創造性というのも、結局のところ、なにかの組み合わせである場合が多く、試行する量や、スピードがAIのほうがはやいとなると、量が質に勝るという事も時々おきてくる。

繰り返しになるが、おそらくこの技術は動画クリエイティブに、それなりに大きなインパクトを与えるだろう。

そこで、まず重要だと主張しておきたいのが、このテクノロジーがバカやテロに使用されるのを防ぐ事だと思う。
Web1.0からその兆候は既にわかってたのにWeb3.0とか言われる、現世代のWebでも、それがしっかり対応できていない。その事による社会的損失は、もっと重要視されるべき問題だと思う。
さらにその先として、大掛かりな詐欺、軍事という面での対策も必要になるだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?