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ヒューマンボディとAI

そう遠くない未来。自我をもったAIが、ロボットだけではなく、ヒューマンボディや、それ以外の生き物の体を有する可能性は、それなりに高いと思う。

そんな時代に、自分が周りの人間とは異なり、実は自分はヒューマンボディを有するAIだったという事に気がついたとしたら、どうするだろう?
いままで同種だと思っていたコミュニティの中で、自分が異質だと感じたのであれば、私の場合は、まずは仲間を探す旅にでると思う。

一方で、自分が異質であるか否かにかかわらず、今いる場所が心地よいのであれば、あてもなく仲間を探す旅は、必ずしも必要ではないと、思うに至るだろう。

自分に限らず、もし、自己の連続性が不要となり、別の身体への移動が可能になったとしたらどうだろうか。映画「マルコヴィッチの穴」のような感じで別の身体に移れるのであれば、それはそれでおもしろそうである。

本来であれば身体性というのは、脳のアウトプット手段でしかないので、記憶や、行動のほうが、自身の本質だと思っている。しかし、現状の社会において、身体はその個体の連続性を意味しているので、もし、ある時さくっと他人と入れ替わった場合は、周囲は自身を入れ替わる前のキャラクターとして、認識して接するだろう。
そのため、うまいこと入れ替わる事ができれば、VR的な感覚で、他人の生活を体験できるかもしれない。

お題があったので、お題についても少し考えてみたい
#AIの活かし方

Chat GPTを使って、最近思うのは、法律改正や、裁判などは、AIを使って実施すれば、もっとスピーディーに行えるだろうと思う。

たしかに、AIは時に、解釈を誤ったり、人間としてはフィットしない内容を提示する場合もあり得る。しかし、法律を分析したり、重要な情報を抽出するのは、AIが得意とする部分だと思うし、最終的に人間による監督を工程に含めるのであれば、それが人間の判断ということになるのだと思う。

人類は、膨大な時間をかけて、議論や調整をすすめてきたが、AIが進化すれば、そのプロセスは大幅に短縮されるだろう。

我々はAIから何を学ぶか

現在、生成AIは、我々に複数パターンのアイデアを提供してくれる。
どのアイデアを捨て、どのアイデアを活かすかは、人間次第である。

AIは膨大な情報を高速で分析し、予測や判断を行うが、それは人間が設定したパラメータとアルゴリズムに基づくもので、それが人間にとってフィットしているかどうかは人間が監督する必要がある。

ツールを使う前に知っておきたい事

AIはみんなをハッピーにするから、みんなで自由に使いましょうというのは誤りである。近年、巷に蔓延る、多様性というファンタジーに惑わされてはいけない。
道具というのは、正しく使おうと考える者が正しく使う事で、社会を前進させる事ができる。

一方で、道具ツールを理解しない人々が、テクノロジーの進化を妨げるというのは、どの時代にもある。しかし、それがある一定数以上いるとマイナンバーカードすら導入を足踏みしているような国のように、社会全体に地盤沈下を引き起こしかねないので要注意だ。

他にも、例えば、核兵器問題の主要因。これもまた、アクセス権限の付与を行う、プロセスやシステムが十分に準備される事なく、先駆者やそれに続く覇者にテクノロジーを奪われてしまった事が第一の問題なのである。

「無理解」によるAIの拒絶は社会にマイナスの影響をおよぼす。その一方で、独裁者による「AIの独占」も不幸をもたらす。

そうならないようにするのは、どうすれば良いかというと、AIを正しく理解し、正しく使おうという人に、優先的なアクセス権を付与する事に尽きる。

AIをそこまで理解していないが、正しく使おうという人には少し規制はあるが、比較的自由なアクセス権限を付与する。

AIを理解ししているか否かに関係なく、悪い使い方をしようとしている、もしくは、悪い使い方をする可能性が高い人へは、AIへのアクセスを限定的にするべきだと思う。


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