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沈黙のパレード


はじめまして、こんにちは。
ミステリー物が大好きな22歳です。


来年公開される映画「沈黙のパレード」。
ガリレオシリーズなので見なければ!と思い、
文庫本が出たのでせっかくだし読んでみようと思いました。

言葉下手な拙い感想文です。

  

一言で感想を述べれば、切ない です。

あらすじ↓

静岡のゴミ屋敷の焼け跡から、3年前に東京で失踪した若い女性の遺体が見つかった。逮捕されたのは23年前の少女殺害事件で草薙が逮捕し、無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。町のパレード当日、その男が殺された。容疑者は、女性を愛した普通の人々。彼らの"沈黙"に、天才物理学者湯川が挑む!
                  
                  (沈黙のパレード 裏表紙より抜粋)


不道理な世界では何が善か悪かわからなくなる時がありますね。善人を救うための法が役に立たなかった時、善人の心情の行き場はどこにいけばいいのか、自ら悪人になるしかないのか、そもそも善と悪とは何か?そんな答えの無いことを考えさせられる話でした。

「容疑者Xの献身」でも、愛する人の身代わりになり殺人を犯してしまうという話がありましたが、それと似たような、切なくも複雑な感情になりました。小説の後半に湯川先生が献身となった友人の話を少しするので、個人的にはおおっと思いました(嬉)

そんな切なくも複雑な心情を描きながらも、湯川先生が可憐に謎を解いていくのは実に心地よかったです。複雑なトリックやストーリーを組み込みながらも、湯川先生や内海刑事のテンポ良い会話でどんどん読んでしまう。東野圭吾先生すごい。
そして読み終えた頃にはタイトルの意味にハッとする。たまりませんね、、。

これが映像になるとどんな感じになるのか、
今からとても楽しみです。

読んでくださりありがとうございました🧩

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