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拝啓 大園桃子様


こんばんは。

どんなに未来が怖くても、時が流れて欲しくなくて今にしがみついてても、刻一刻とその時は近づいてきます。


遡ること数ヶ月。2021年5月9日。

この日は、9thバスラの3期生ライブの日。
今日も人生初の推しがキラキラする日だ〜と呑気に思って観ていました。

メンバーのブログも、ライブ前だから3期の更新率が高いのかな〜愛深めなのかな〜なんて思いながら読んでました。


皆はどんなこと思いながらライブ観てるのかなあって思って、エゴサしてみたら、

「桃子卒業」


頭が?でいっぱいになるような言葉がネット上に沢山。


気になって調べていくと、メンバーの意気込み、3期生12人でという言葉の強調、桃子の号泣。

色んな理由から、この憶測が成り立っていました。


信じたくない一心で、そんなの考えすぎだよと思う一方で、もし桃子が卒業してしまったら芸能界も引退するだろうなという考えに一瞬で辿り着きました。


いずれアイドルはグループから卒業する。

分かっていても日常的に考えることの無かったことを思い出し、想像するだけで涙が溢れました。


それから約2ヶ月後の2021年7月4日。

日付が変わり、寝ようかなと思っていた時でした。

「大園桃子に関しまして」


頭が真っ白になって、ああもう終わった。

素直にそう思いました。

桃子のブログのタイトルは、「皆様へ」。


手が震えて、涙が溢れて、読む前から何を意味してるかが分かって、、


あの時の感情を思い出すことは出来ても、今でも言葉には上手に表すことの出来ない感情でした。


お知らせ、ブログ、共に開くのが怖くて、
でも最後の可能性に賭けて読みました。


そこに書かれていたことは、当事者にしか分からないであろう苦悩、葛藤、喜び。そして、自らの思いで決断した、乃木坂46からの卒業、芸能界引退でした。


本当に色んな感情が溢れるばかりで言葉にならなくて、涙しか出なかった。

...そうだよね。

気持ちが少し落ち着いた時には、最初にこう思った。


私は桃子が、3期生が加入した時から、桃子の存在が気になりました。

当時は、泣いてばかりの桃子は叩かれてることも多くて、でも、暫定センターとしてメディアに挙げられてる笑顔の桃子を見た時、すごく温かい気持ちになりました。

芸能界という世界、アイドルというお仕事を詳しく知らない私にも、桃子が泣いてる姿を見る度に、どうして泣いてるの?大丈夫かな?という気持ちがあったけど、それ以上に笑顔が可愛くて、感情に素直なところに惹かれました。

そして、頑張って欲しいし、私も頑張らないとなと沢山勇気を貰いました。

当時の私は高校2年生。
学校があまり好きではなくて、自分の趣味も楽しみも見つけられなくて、なんで生きてるんだろうなんて思うこともありました。

そう思ってしまう自分も嫌で、悩んでた時、当時の欅坂46というグループに出会いました。

歌詞に深く共感したことがきっかけでアイドルという存在にハマりました。

そこから46グループである、乃木坂を詳しく知ることになって、大園桃子ちゃんに出会いました。


素直な純粋な彼女を見て、私も素直な気持ちを大切にしていてもいいんだと思えて、強くなることが出来ました。

自分の未来を明るく想像できない日々が続いていても、桃子のブログ更新の日を待ち遠しく感じることが出来て、その日の為に生きようと、思えました。


バラエティが苦手な桃子を見て自分と重ねて大変そうだなと私までも泣きそうになって、義務で必死に書いてるブログの言葉を読んで、想像して、写真を載せてくれたら即保存。


桃子と出会って、(大袈裟に聞こえるけど本気で)生き甲斐を見つけることができて、毎日に喜び、楽しみを見つけることが出来て、人生が楽しくなりました。

今のままの自分でいいんだなと、自分を認めるきっかけをくれました。


自分の意思ではなかったのに乃木坂に加入することになって、暫定センター、初選抜初センター。

抜けない鹿児島弁が、尚も、日常の大変さを物語っているようにも感じました。

乃木中、ライブ、泣いてる姿が多かった桃子。

失神したり、思い返せば笑い話のようにも出来るけど、想像できないし想像上で話すのは失礼に感じるくらい大変な毎日だったんだろうな。


それなのに5年間もアイドルとして存在してくれて、ライブでは誰よりもキラキラと輝いていて、笑顔を沢山見せてくれて、ありがとう。テレビ、雑誌、ラジオ。 沢山の場面で活躍してくれて、元気を届けてくれて、本当にありがとう。


握手会、ライブ、沢山行くことが出来て良かったなあ。気づいたら、桃子の推しタオルも沢山あります。


卒業発表後、意地でも当ててやると思って運良く行くことが出来た、全ツ愛知公演。

最後に肉眼で桃子を見ることが出来て良かった。
最後だと思うと寂しくて、涙をこらえるのに必死になってけど、ダンケシェーンの、「今までありがとう」で桃子が抜かれた瞬間に号泣しました。

こちらこそ今までありがとうだよ〜桃子〜😢


そして、桃子の卒業セレモニー。
ライブ配信という形で観ました。

次の日の終日までも目の腫れが引かない程には号泣しました。

メンバーが🍑のポーズをする度に、曲の合間のトークで桃子との話が出る度に、桃子の素敵な人柄を感じさせられました。

本当に最後なんだ、って分かってるけど理解しきれてない自分に、現実を突きつけられました。

そして、桃子の最後のスピーチ。

乃木坂の存在を知らずに乃木坂に入ってしまったことを後ろめたかった日々から、「乃木坂になることが出来た」と思える現在までの気持ちの流れを桃子の優しい言葉、声で聞くことが出来ました。

桃子と出会えて、推すことが出来て良かったなと心から思いました。


あやめちゃん、きいちゃん、飛鳥、梅ちゃん。

期の代表メンバーからのメッセージ、特に飛鳥、梅ちゃんの言葉に涙腺崩壊しました。

メンバーからも卒業を惜しまれてる桃子を見て、本当に大園桃子というアイドルの存在の儚さ、儚さからくる美しさを感じました。

「ここまで頑張ってくれてありがとう」
「よく頑張ったね」

この言葉たちから、5年間も応援することが出来た奇跡を感じました。


そして、加入当初は涙も多かった桃子が、最後まで自分の言葉で気持ちを伝えてくれて、笑顔でステージから去っていきました。

その変化が意味すること、そして、卒業発表のブログを読み返す度に、卒業、芸能界引退は桃子の前進を表してるんだなと感じました。


もうらじらーを聞いても桃子の声は聴くことが出来なくて、重子もいない。

でも、最後まで桃子だけだよ♡スペシャルも通して聴いて、聴き納めしました。

日曜日がつまらなくなるな〜。
でも、きっとこれが桃子の幸せなのかな、なんて思ったり。


そうは思っても、結局心がなかなか追いつかなくて、今もまだ言葉にできない感情で心がいっぱいで苦しくて、、9月4日、明日を迎えるのが怖いです。


人生で初めて推しという存在ができて、桃子に夢中になって5年。すごく幸せな5年間でした。


卒業、おめでとう。今まで、本当にありがとう。
これからも、自分を大切に、幸せな日々を過ごして欲しいなと遠くから願っています。大好きです🍑


しばらくは心にぽっかり穴が開きそうです。

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