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どんなんやったら喜んでくれるかな。
お客さんのことを考えながら、ノートのパーツを一つひとつ選んでいく。
そのお客さんは和柄が好きな人だった。
思い切ってちょっと人とは違った感じの色使いにしてみようかな。

これから新しいキャリアの一歩を踏み出すお客さんに、ノートを贈ることにした。

しんどいこととか、ふと、不安になった時に
「がんばろう」って決めた時のことを、思い出してもらえたら嬉しいなと思って。

「待ち時間0」の人間ドックから…


僕は衝撃を受けた。
圧倒的顧客起点って、こういうことか・・・。

去年、福岡の渡辺通にある桜十字病院で人間ドックを受けた。
僕の中では病院で受診するとなると、けっこう長い時間待つことが当たり前になっていた。ましてや人間ドック、相当時間がかかるだろうと覚悟を決めて臨んだ。

そして、「驚きの体験」はやってきた。

検査の開始から終了まで、「待ち時間」がなかったのだ。

一つの検査が終わると次の検査部門のスタッフがすぐに僕の名前を呼ぶ。いつものように椅子に腰掛け、雑誌をめくるヒマもない。

たくさんの受診者がいるのに混戦することもなく、次々に人が呼ばれ検査が進んでいく。

「このオペレーション考えた人すごいな」
「これぞ圧倒的にカスタマー起点やん」

それまで待つのが当たり前だと思っていた病院への印象が、ガラリと変わった。

この「待つことのない人間ドック」で、次から次へと検査を受けながら、ふと、考えた。

僕がこれまでやってきたサービスは、果たして顧客起点でつくれていたのだろうか。

独立して以来、サービスを作っていく中で、「どう業績をつくっていくか」「どう事業を存続していくか」が中心になっていたのではないか。

もちろん、一人ひとりのお客さん、キャリア事業への想いは持っている。

でも、僕がお客さんにサービスを提供し続けるためには、売上をつくらなければならなくて、そのためのプロセス設計が必要だった。

正直に言おう。
これまで僕は、自社起点で、業務のプロセスを設計してきたことに気づいてしまった。

キャリア相談をして、その後のスケジュールを共有して、、、これってお客さんの視点でやってるんだっけ?これってこっち都合じゃない?というように。

もう一度、「お客さん視点の転職活動」をイチから考えてみることにした。
カスタマージャーニーを作った。

サービスにエントリーしてくれたお客さんは、そこからどんな「旅」をするのか。
お客さんの視点に立って、僕の行動でもっとブラッシュアップできるところがあるんじゃないか。

そうやって考えていたら、これまでは内定をもらって一緒に喜んで、「新たな一歩を踏み出せてよかったですね!」とホッとしていたけど。
そこでお客さんの「旅」は終わりではないってことに気づいた。

入社を決断したあと、マリッジブルーではないけれど、ふと、不安になったり。
入社後に、やっていけるかなって心配してみたり。

そんなときに、「入社に向けての準備はどうですか?」「元気にしてますか?」とか、そういうところが大切なんじゃないか。

そんなことは当たり前で、とっくにやってるよってエージェントもいるかもしれないけど…。
自分自身が大事なことに気づくことができた瞬間を残しておきたい。

お客さんの新たな一歩を応援したい。
入社した後の活躍も応援していきたい。

そこまでやれたら最高だ。

すぐに全部をやれなくても、少しずつ形にしていきたい。

お客さんが不安を感じる場面、例えば退職交渉のサポートは、丁寧にやる。
退職交渉はけっこうしんどい。
心の準備をして、臨めるようにサポートする。

入社前後で不安な気持ちになったときには、声をかけて欲しいし、思い出して欲しい。
新たな一歩を踏み出すことを決めたあの日のことを。

これは、僕をリクルートに採用してくれた鍛治村さんにもらったペンだ。僕が独立した7年前に。

「playful life」って書いてある(笑)
めっちゃ気に入っていて、ずっと使っている。

これから新たな一歩を踏み出す人に、僕も何か贈りたいと思った。

最初は手紙を書こうと思ったけれど、
こんなオッサンから手紙もらっても…重いかな、嬉しくないかなと、思いとどまった。

ハイタイドの竹野さんと飲んでいたら…


手紙はちょっとちがうよな…と考えていたとき、東京でハイタイドの竹野さんと数人で飲む機会があった。竹野さんに僕が考えていることを話したら、

「うちの『カスタマイズノート』はどう?
あれは、けっこうええと思うで」

竹野さんがさらりとオススメしてくれたのが、
表紙カバーやゴムバンドを自由に選んでカスタマイズすることができる、ハイタイドのカスタマイズノートだった。

「これめちゃいいやん!お客さん一人ひとりに合ったノート作れるやん」

僕は決めた。

この6月から、つぶだてるで転職のご縁を繋がせてもらった方に、ハイタイドのノートを贈ることにした。

一番最初のお客さんは、テルが担当した和柄が好きなお客さんだった。定番の組み合わせのカラーではなく、「和」をイメージした、個性的な感じのノートを作った。

和をイメージしたノートを、お客さんがすごく喜んでくれたと聞いて嬉しかった。

そして先日東京へ行った際に、僕もお二人の方にノートを手渡しすることができた。二人とも面談から全てオンラインでサポートさせていただいた方だ。

ずっとオンラインでお会いしてきた方なので、初めましてでもないけれど、やっぱり直接会えるのは感慨深い。

ノートについて、お二人ともファーストリアクションは喜んでくれた!
配色へのこだわりやノートを見たら自分の転職目的を思い出して欲しい!「この選択を正解にするように頑張って」という思いも伝えた。

結局、手紙も書いた!オッサンの熱い思いも添えて

お二人とも、写真のnote掲載を快く承諾してくれた。ありがとうございます!

Mさん
Tさん

ただし、
お二人から「ノートはあんまり使わない」「ノート…最近開きすらしてない」「使い方を考えます」との声ももらった…(笑)

お客さんに会って、率直な感想を聞くことができて良かった。

お二人にお会いして改めて、門出を祝う意味でも、原点に帰るという意味でも、「何か」贈ることができたらいいなと感じた。

今は、このノートを贈りたいと思っている。


最後に、誤解なきよう言っておきたい。
「ノートを贈るからうちのサービス使ってね」と言いたいわけではない。

でも、
「つぶだてるで新しいキャリアのご縁を繋がせてもらったら、ハイタイドのカスタマイズノートがもらえます!」
というのは、紛れもない事実。

もちろん僕もテルも、
キャリアコンサルタントとしてのサービスを磨き込んでいく。

ちょっとでもノートに、いや、「これからどうしようかな」って思ってる人がいたら相談して欲しい。

ハイタイドのノートは、ほんまかっこええです。

                                                                            (インタビュー・文=さおりす


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