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下駄のゴムは野暮なのか?

カレンブロッソ万歳の私が
下駄を範疇に入れるようになったきっかけは
丸屋履物店さんのYouTubeを見てから

下駄ってそういうもんなのね!

というくらいに概念が変わったのと
わかりやすく下駄についての情報をまとめてくださっているので
訪問して下駄を作ってもらってから。


2枚歯の下駄を購入し
履いていたのですが

下駄の歯にアスファルトの石が減り込むのが気になるな
ってもやもやしている時に歯がかけまして
休眠させていました。

直してもらおうと思いながらも
きっかけがなく半年以上たち

下駄の似合う季節が来るからと
丸屋さんのツイートを見ていたら
大変素晴らしい鼻緒を上げておられたので
すげ替えてもらおうと連絡をしたのです。

結果的に新しい台に気に入った鼻緒をすげてもらうことになったのですが
修理してもらう2枚歯の下駄にはゴムをつけてもらうことにしました。


丸屋さんのYouTubeで
下駄の歯はすり減らして履き潰すものだと
おっしゃっていたのでゴムはいらねーって思ってたのですが

私の感覚と周りの環境的に
ゴムがあったほうがいいなと切り替えました。


下駄という履物は木をすり減らし
馴染ませていくもんだというのはわかっているのですが

ゴムをつけることなんて野暮だとも思うのですが

石が挟まり、歯が欠けてという状態で
履くことが私には苦痛。


人それぞれの感覚と美意識を
それぞれの役割と融合させて初めて
その人の使い方となるんだなということで

2枚歯のうら、つま先の底(歩いてて当たるところ)に
ゴムをつけることもありだなと。

丸屋さんはYouTubeで
希望される方にはゴムもつけるとおっしゃっていましたし
いろんな人がいるという部分を寛容に受け止められているところが
やっぱりいい履物屋さんだなと感じています。


結果的に
歯の交換とゴム付けだけの予定が
新しい下駄が増えるということになりましたが
自分と下駄との付き合い方や求めているものが明瞭になったので
よしとします。


私は下駄に
・軽さ
・人とかぶらない
・個性
を求めている模様。


2枚歯の下駄は焼の台に
牛革にシボをつけた鼻緒という
シブッシブで責めていますし

新しいものは
とにかく可愛らしい素敵な鼻緒で
裸足と白足袋で映えるようにしてますし

長距離歩くとか
疲れないとか
スルーです。

2枚歯の下駄で
長距離歩いてえらい疲れた経験があるので
下駄は疲れる、カレンブロッソスゲーを体感。


万能を求めると
中途半端になるので
目的を決めておくと
選びやすくなる気がします。


今年の夏は下駄を楽しむぞ♪

将来的に大人の着物と身体についてまとめたものを作りたいと思っています。サポートいただけたら嬉しいです!