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令和と着物の関係性

着物を日常で選ぶ理由

私は何を着ようかなという選択肢が着物メイン。
ほぼ着物で生活しています。


こんな日々も2年目となり
色んな事が見えてきました。


「なんで着物なんですか?」

「今日なんかあるんですか?」

「お茶とかされてるんですか?」

「着物って大変じゃないですか?」


よく聞かれる上位の質問がこれ↑。
その返答はほぼこれ↓。


「着物が好きなんです。」


好きだから着る
好きだから選ぶ


ジーンズが好きな人や
スカートが好きな人が居るように
着物が好きな人が居る、ただそれだけ。


そう聞かれるほど
着物というものに対するイメージが
特別な状況下でしか着ないものになっているんだなと実感。


実際着物を着るようになるまで
成人式の苦しい思い出がトラウマで
二度と着るもんかと思っていたし。
メデタイ時に物好きな人が着るもんだと思ってたもの(笑)


ま、その物好きになって感じることは
洋服と着物に境界線はなかったということ。


好きだから着る、ほんとそれしかない。


令和的着物生活

現代を着物で生活するって
楽ではない、ぶっちゃけ。


洋服で動きやすいような
モノづくりがされている中
着物で暮らすことは工夫が必要。


家の中にも危険がいっぱいで
気を抜けばドアノブに袂(そで下のゆらゆらした生地)が引っかかるし
階段を上る時に裾を踏むことがある。


うちの子供はまだ小さいので
抱っこをせがまれるし
べとべとの手で触ってくる。


よっぽど好きじゃなければ
着物生活なんてしない方がいい。


汚れたり傷めばメンテナンス代も
洋服より割高だし時間もかかる。


令和を着物で生活するなんて
狂うほど着物が好きじゃないと無理。


わたしは
あれこれの手間暇やリスク・コストを
上回るほどに着物を着てると機嫌がいいし
身体の調子もいいし、私らしく過ごすことができる。


人生において着物から
デメリットを超えるメリットを見出せなければ
やめたほうがいい。


気分がいい日、天候がいい日
お出かけをするときだけ着物を楽しむのがおススメ。


私は着ものが好きすぎて
一秒でも多く肌に触れておきたいので
毎日3回着替えてもいいと思うほど着物でいたい。


特別な日を待つなんてことは
私にはできないので毎日を特別にしたのです。


令和的着物人

もっとみんな着物を着ればいいのに
というのは常々感じていますが
皆着ればいいとも思ってない。


着物で暮らすことに対して
在り方がフィットしてなければ
意味がないし着物も個人も勿体ないことになってしまうから。


着物は知識も技量も工夫もセンスも必要です。


しきたりの多い着物ですが
そのまま着るだけの時代は終わったように思います。


定番のやり方を踏まえて
自分らしさをプラスする工夫が
これから必要になってくる気がする。


着物も自分も生かせるスペースがあり
それができる在り方の人が
令和的着物人だと思う。

かおるーん

将来的に大人の着物と身体についてまとめたものを作りたいと思っています。サポートいただけたら嬉しいです!