「チカラをください」-イッセー尾形一人芝居2022-
イッセー尾形さんの一人芝居を見るのは約20年ぶり。
コロナで「生のエンタメ」が自粛されたことで、「復活したらまた見よう!」と思ったのがこの一人芝居。
古希(70歳)を迎えたイッセー尾形さん。舞台に立つこと自体が大変な年齢であるのは間違いないわけでしっかり目に焼き付けてきました。
会場は満員。珠玉のエンタメを心待ちにしていたのでしょう。劇場に展示していた人形を写真に収める方も多くいました。
古希70歳のひとり舞台
すべての演目が終った後、イッセー尾形さんの一言がとても印象的でした。
「チカラをください」
おそらく舞台に立つ回数もカウントダウンが始まっているのでしょう。そんな言葉とは裏腹にネタは抜群でした。
舞台でスポットライトを浴びているときのイッセー尾形さんとそうでないときは別人です。舞台上で放つオーラとそれを消したときの落差は生でしか感じられない。
「チカラをください」という言葉も決して媚びているわけではなく、「目に焼き付けてください」というメッセージなのでしょう。
観客の笑いや拍手が舞台人を奮い立たせるのだと思います。
学生時代の思い出
学生時代に一度、イッセー尾形さんの個展を見に行く機会があったのですが、地方(長崎)開催で且つ平日でひとが少ないこともあり、同じ空間と時間を独り占めさせてもらいました。
独り占めといっても、無理やり一緒に連れて行った彼女(当時の奥さん)の方に興味があったようで、ただのおじさんだなぁと思ったものです笑。
ちょうどいい「イヤなひと」
舞台が終って会場にあった演目です。
個人的には「高速道路男」が最高でした。
ネタを飛ばしたのもあったけど、それはそれでレア。
人間という生き物の習性をユーモアで表現する。
イッセー尾形さんが演じた人間は実際に接すると嫌な奴で「関わりたくない!」と思うが、舞台上でみると愛くるしく見えるのは不思議なものです。
身の回りの困ったひともイッセー尾形さんに変換すると少しは違う見方ができるかもしれません。
「やれやれ」なひともイッセー尾形に変換したら許せるかも
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日々生で見たエンタメの備忘録を綴っていますので良かったら
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