【SDVX】Ωdimensionの神様たち part3

SOUND VOLTEXにΩdimensionが実装されてずいぶん経ちました。
IV HEAVENLY HAVENまでにPhase5までが配信され、バージョンアップを経て、引き続きV VIVID WAVEにてPhase6が配信され、現在も継続して追加がなされています。基本システムには何も変わりはありませんが、それまで「海洋」だったテーマが「日本神話」に転換されました。ここではそんなΩdimensionに登場する日本神話の神々について見ていきたいと思います。

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前回はこちら

Ω Dimension -Phase.6-

・Cross Fire(グレイスV)
月読命(ツクヨミノミコト)

イザナギの禊によって生まれたツクヨミはアマテラス、スサノオと並ぶ三貴神であり、夜の世界を統治して月神、豊穣神としての神格を持ちます。グレイスの配役となりましたが、知名度的にも申し分ないでしょう。しかしながら神話の世界では、その誕生は語られるものの

その後の登場は一切ありません。

信仰の厚さやソシャゲでの扱いなどは申し分ないのですが実際のところ全く出てこないのです。実は日本神話において三人組が登場すると二人は対比して扱われますが、残りの一人はほぼ記述がないまま終わってしまいます。これは天地開闢のときのアメノミナカヌシなどにも見られる傾向であり、そのためアマテラスとスサノオが対比される一方でツクヨミはほぼ登場なく終わってしまうのです。ちなみにULTRAVELOCITYの項目で蒼＆雛＆桃に対して「この三人組のキャラクターたちに対して、三種の神器はよい選定といえます。」と言ったのはこのツクヨミの扱い方と同じ理由であり、日本神話において三つ出てきて三つとも活躍するのは三種の神器くらいしかないからです。残念ながらツクヨミに関して語ることはこれぐらいしかありません…。

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ちなみに神話的にはアマテラスとスサノオの対比が多いですがボルテ的にはグレイス、レイシスの対比としたいため、ジャケットにはこんな仕掛けもあります。

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・GODHEART(ボルテナイザー・マキシマ)
天手力男神(アメノタヂカラオ)

アメノタヂカラオは神話の中でも随一の怪力であり、力そのものの神であるため、マキシマ先生にぴったりの神様です。

「逆境こそ最大のチャンスだッ！」
ADVジャケットアーティスト名より
「その輝きで数多に光をもたらせ！」
EXHジャケットアーティスト名より

アメノタヂカラオはアマテラスが天岩戸に隠れた際に入り口をふさいだ大きな岩を投げ飛ばしてアマテラスを引きずり出した神様です。ジャケットアーティスト名の「逆境」や「輝く」はこのことを指しておりアマテラスに出てくるように諭していることがわかります。ちなみに投げ飛ばした岩が落ちた場所がいまの戸隠の語源になったとも言われています。アマテラスを天岩戸から出すためにはアメノタヂカラオの他に5柱の神様が関わっていますが、この面々は信頼も厚かったようであり、のちにニニギが中津国に下る時にもお供として付き従うように言われています。

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今回はここまで、次はΣmbryØ(烈風刀＆雷刀)です。