水着の種類によって速度が変わるか? ~t検定:速度編~

本記事では、競泳水着vsジェンダーレス水着で、25m水泳したときにその速度を対象にt検定し、有意差があるかどうかを求めます。ただし、複数回測定しその所要時間を秒速センチメートルに換算して小数点以下を切り捨て、これを速度とします。
なお、ジェンダーレス水着は楽天(児童労働あり)とアマゾン(児童労働なし、マネキン人形を使用)で販売されており、アマゾンの方が高価でしたが、児童労働がないため、後者で購入しました。

t検定の種類

t検定には3種類あり、そのうち2種類が対応のないデータ向けで、分散が等しい場合用と分散が等しくない場合用がそれぞれ1種類あります。しかし、今回本記事で対象にするデータは、水着の種類が違う、つまり対応があるため、上記2種類のどちらでもない、対応のあるt検定を使用します。

対象とするデータ

対象とするデータは、次に掲げた通りです。

競泳水着

ジェンダーレス水着



平均の単位はmm/sですので、秒速32mm程度遅くなることがわかります。

計算結果

今回のt検定では両側検定を使用しました。有意水準5%の場合は0.05以下のとき有意差があるといえます。
そして、今回の結果は0.189(四捨五入)、つまり0.05以上のため、競泳水着とジェンダーレス水着の間では速度が正規分布に従うとき有意差がないと判断されました。

参考資料

エクセルを使ったt検定のやり方(関数と分析ツール)|Office Hack (office-hack.com)


Amazonのアソシエイトとして、ツボッシーは適格販売により収入を得ています(規約第5条関係)。

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