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2024年 春の御朱印巡り①

2024年3月25日(月)から4泊5日,年度末の現実逃避の旅に出かけました。行程は<伊勢~熊野三山~高野山~淡路島・沼島>と回りました。現実から離れて寺社仏閣の持つ神聖な空気に触れてきました(^^)

二見興玉神社

伊勢参りの始まりは三重県伊勢市二見町江に鎮座する二見興玉神社です。御祭神は興玉大神(おきたまのおおかみ)で,道開きの神として有名な猿田彦大神のことです。伊勢神宮参拝前の禊ぎの地として知られています。

天気は残念ながら雨ですが,それでも多くの方がお詣りに来ていますね。鳥居をくぐって進むと大きな拝殿をもった社殿が見えてきます。直線的な社殿は神宮を思わせますね。

こちらでほぼ無事に過ごせている御礼と,このたびの無事をお祈りして社殿右手を進んでいくと有名な夫婦岩に到着します。多くの方が写真を撮影しています。

この夫婦岩の北東の海中には猿田彦大神ゆかりの霊石である「興玉神石(おきたましんせき)」が鎮まっています。これは神代の昔、倭姫命が天照皇大御神を奉戴して二見浦に入られた時に猿田彦大神がお出迎えした霊石で、夫婦岩はその興玉神石を拝する鳥居の役目を果たしていると言われています。

さらに先に進んでいくと「龍宮社」が見えてきます。海の守護神とされる綿津見大神(わたつみのおおかみ)を祀っています。

小さなお社ですが社殿の脇には狛龍がいたり,手水舎にも龍の彫刻があったりしますが,見ていると,ここをスルーしている方が多くて・・・まぁ,みんながみんな神社仏閣に興味があるわけじゃないですからね(^^ゞ

ここでもお詣りを済ませ,鳥居の方に戻っていきます。そこには「天の岩屋」があります。

のぞき込むと先は岩窟で,この岩窟には宇迦御魂大神が祀られていました。夫婦岩が日の出を拝むのに対して,こちらは「天の岩屋」すなわち天照大神が隠れてしまった岩屋として崇拝されているそうです。社殿の右手には岩戸の前で踊った天鈿女命の像があります。

二見興玉神社 御本社の御朱印
龍宮社の御朱印
龍宮社脇の授与所でいただけます。

朝熊岳金剛證寺

二見興玉神社を後にして車で伊勢志摩スカイラインを進んでいきます。もうガスってしまって視界が悪い中の山道運転は怖いですね。前も後も車がいなくてよかった。

三重県伊勢市朝熊町にある朝熊岳の南峰東腹に鎮座する,正式名称は「勝峰山 兜率院 金剛證寺」ですが,一般には「朝熊岳金剛證寺」って表記されていることが多いですね。神宮の奥の院,鬼門を守るお寺です。神宮を参拝する人はこちらも訪れるのが常だったそうです。

石段を登り仁王門をくぐると庭園に出ます。種の太鼓橋が目に入ってきます。その先には「雨宝堂」があります(橋は渡れません)。さらに,矢負地蔵尊が祀られている地蔵堂もあります。

連珠橋と雨宝堂
地蔵堂

更に進んで石段を登ると本堂が鎮座します。

御本尊は虚空蔵大菩薩。日本三大虚空蔵菩薩の第一位で「福威智満虚空蔵大菩薩」といいます。お堂の中で御朱印を書いていただきます。墨書きには本堂を指す「摩尼殿」と書かれています。

本堂でお詣りを済ませて奥の院へ。奥の院へは巨大な卒塔婆が立ち並ぶ道を進みます。なんとも不思議な空間です。

極楽門
奥の院

奥の院の御本尊は延命子安地蔵菩薩です。あまり考えていなかったんですが,奥の院の閉門の時間が近づいていて,ギリギリ御朱印をいただけました。

墨書きは「願王殿」

再び卒塔婆の道を戻っていきます。途中,八大龍王社への入口があります。本堂で辰年限定で八大龍王社の御朱印(書置き)がありましたので,折角ならと拝受しました。そして,拝受したのだからお詣りにと進んだのですが・・・

八大龍王社

ここから600mくらい結構本気の山道を歩きます。しっかりしたトレッキングシューズでよかった。額から汗が垂れてきました。これで夜は安心して松阪牛を食べられそうです(笑)

朝熊岳山頂 555m
連なった鳥居の先に社殿
八大龍王社
拝殿の中
墨田区は「龍王殿」本堂にて書置きで拝受

再び山道を下って本堂駐車場へ。天気が良ければ山頂展望台にも寄りますが,今日は何も見えないので,伊勢志摩スカイラインを走って伊勢市に向かいます。明日はいよいよ神宮参拝。
ですが,天気が・・・まぁ,こればかりは仕方がないですね。

(つづく)

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