見出し画像

健康と人生に向き合う映画の時間

先週の日曜日、この2作品の映画を鑑賞しました。今回は2作品の間に長尾先生ご本人のトークイベントとサイン会も行われました。

健康という言葉にとっても鈍いと言いますか、体調を崩してはじめて心配し始める方も多いのではないでしょうか。少なくとも私はその一人です。昨年から私の家族はさまざまな体の問題に悩まされてきました。母親が夏に腸のヘルニアと秋には誤嚥性肺炎に罹患。また愛犬のリオンさんは心臓病など複数の病気が発見。そして、今年2月には私も。パンを食べている最中、突如前歯が破折。健康は突然に脆くも崩れ去ることを実感しました。

特にリオンさんの体調と病気については、ドッグフードを調べ上げ和漢のごはんにたどり着けたことは、とても大きな意味がありました。ごはんを変更して1ヶ月程で肝臓の数値が大幅に改善。さらに減量もできました。詳しくは「61日目 検診とごはん」をご覧ください。

また、前歯の破折によって食事を取ることに難しさを感じるようになった私。一方、そのおかげで食と健康が私の生きていく主軸であることを、遅ればせながら痛感できたよい面もありました。結果、この春から薬膳学校に通います。コチラ↓の映画はまさに私の未来を後押ししてくれているかのようです。

前置きが長くなりましたが、このような現在の私の思考において、『けったいな町医者』『痛くない死に方』は説得力をもって私の目には映りました。イベントで長尾先生がおしゃっていました。在宅医療、終末期医療、そしてお看取り。これら3つの要素がどちらの映画でも軸となっており、『けったいな町医者』では厳しい現実がありのままに伝えられています。一方『痛くない死に方』では、ある意味で現場を美談のように表現されています。両作品は表裏一体で共存しているからこそ、私たちが学ぶべき健康と人生そしてその閉じ方がしっかりと伝わると、私はそのように考えています。

「生きるとは、食べること」

長尾先生役を演じた奥田瑛二さんも、読本の中でこの台詞がとても印象深かったと記しています。私もこの台詞に強く共感します。正直な気持ちとして、なんでもかんでも薬剤で対応することに疑問を感じています。そのきっかけこそ、愛犬リオンさんの和漢のごはんによる変化です。日ごろから口にしている食べ物こそが私たちの体を作り整えてくれる。つまり、不調があればその食を見つめ直すことが先決。そして西洋医学の技術や薬剤も適宜併用していく。これからの私の人生において、薬膳が大きくて太い軸として、しっかりと位置付けられています。また同時に口腔ケアについても歯と歯茎の治療を通じて一つひとつ学んでいます。なぜなら、食べるためには歯が健康でないとどうしようもありませんから。

鑑賞した映画が放つメッセージと私のまわりで起きる一見すると不幸な出来事、そしてこれからの学びがそれぞれ点として存在し、線でつながり面になろうとしています。その中心にある「健康」という掴みどころのない言葉。しかし、すべての点と線と面はその中核に密接につながっていることだけは明らかです。そのことを誠実に伝えている作品こそ『けったいな町医者』『痛くない死に方』だと思います。両作品を鑑賞することで、きっと健康と人生に向き合えるよい時間になるでしょう。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?