ニュースにならない事故の公表

MCpero@peropon5471
■ニュースにならない事故の公表 
※文面は夫が書いたものです
 千葉県にあるアミューズメント施設「SBCびーとるランド君津」にて、2024/3/31、家族4人(私、妻、3歳と4歳の息子)で5~6mの高さの崖からバギーで転落する事故にあいました。奇跡的に動けなくなるような怪我は負わなかったものの、全員が怪我を負い、3歳の息子は頭髪と額の生え際に、一生残る傷が残ってしまいました。この事実は公表されていません。  施設は、湘南美容クリニックで有名な「SBCメディカルグループ」(以下、SBCと言います)が運営しています。SBCの安全措置および事故後の対応に疑問がありますので、私たちと同じような犠牲者を今度出さないように、皆様への注意喚起のために、「事故の経緯」と「事故を起こしてから今に至るまでの顛末」を公表します。(長文となります。)
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午後6:18 · 2024年5月24日

■事故の経緯
 施設へは、たまたま近くを通りかかり、カブトムシを見てみようという事で訪れました。施設の遊具等で遊んだ後、息子がバギーに興味をしめし、4人でバギーに乗れると書いてあったので、スタッフに声をかけました。バギーに乗るのは家族全員初めてで全く分からないと伝えると「簡単に乗れますよ。4人一列になって乗れます。」とのことで、その場で金銭を支払うと、すぐにバギーに家族全員乗せられ、アクセルとブレーキだけ口頭で教わり、試乗なしで、そのまま運転コースへ連れていかれました。事前にコースがどのような道になっているかの説明はありません。ヘルメット等安全面への配慮や、事故が起きた場合の説明、同意書への署名もありませんでした。(後日ホームページを見ると「バギーは何歳から同乗できますか?」「4歳(身長100㎝以上)から同乗可能です。」と記載があり、驚きました。次男は3歳で身長100cmもありません。)

 一名のスタッフから「向こうのカラーコーンの間を行ってください」と指示され進みましたが、行ってみると、どこを走ったらよいのかよくわかりませんでした(途中から先導が入りましたが、だいぶ距離を置いた場所におり、運転のレクチャーや安全確認をしている様子はありませんでした)。右手でコントロールするアクセルは遊びが少なく、すぐにスピードがでてしまうので、慎重に進んでいきました。ハンドルの形状は自転車に似ていますが、ハンドリングの仕方は私の体感では全く違っており、なかなか慣れませんでした。

 そんな中、バギーが急斜面に乗り上げ、車体が倒れそうになりました。危ないと思い、とっさになんとかしようとしたところ、アクセルを強く押してしまいました。エンジン音が鳴り響き、前が見えなくなったのを覚えています。目の前には目隠しのような形で木の茂みがあり、そのすぐ先は崖になっていました。柵はありません。事故の時点ではそのようなことは知らず、気づくと空中に投げだされたような感覚に陥り、周りは枝だらけ、現実感のない中で自分と妻の叫び声が聞こえ、死が頭をよぎりました。気づくと、私は枝だらけの湿地に投げ出されていました。後ろを振り返ると、バギーは地面に垂直に刺さるように立っていて、長男と妻が枝と泥だらけになって横たわっています。私のすぐ横では、顔面血だらけの次男が泣いていました。私以外は全員死んでしまうと本気で思いました。
午後6:22 · 2024年5月24日

■事故直後の対応
〇人の救助より施設の備品が優先
 事故直後、妻が立ち上がり「救急車!」と叫びながら119番をかけました。数分後、一人のスタッフが事故現場にやってきて、スタッフの指示で私の車まで移動する事になりました(なぜ施設内のスペースでなく私の車だったのかは分かりません)。
 私の車へ移動する際、崖の方を見ると、別のスタッフがロープを持ってバギーの辺りで何かしていました。後で分かったのですが、私たち家族が救急車を呼んでいる横で、バギーの引き上げをしていました。警察が現場に来た時(救急車とほぼ同時)にはバギーは崖から引き上げられており、警察は事故現場の写真を撮れませんでした。

〇利用客が救急搬送されても他人事
 事故当日、奇跡的に車で帰れると診断され、タクシーを使って満身創痍でびーとるランドへ戻りました。外は真っ暗、カエルの大合唱が響く中、大きな駐車場に自分の車だけがポツンと残っていたのをよく覚えています。園内にうっすら明かりがあったので、身体が痛むもののそこまで歩いて声を出しながら全体を確認しても誰の反応もありませんでした。車に戻って気づくと、車のワイパーに紙が一枚挟んでありました。

「お怪我の具合の程いかがでしょうか。
我々はお先に引き上げさせていただきます。
平日も連絡はつきますので、何かありましたら
ご連絡お願いいたします。」
※実際の紙は写真の通りです。

午後6:25 · 2024年5月24日

■事故翌日以降の対応
〇一言の謝罪もない
 4/1、事故の保険が適用されるとのことで電話連絡がありました。ただ、謝罪の言葉はなく、妻から施設の安全管理がおかしく、謝罪がないのもおかしいと指摘をしました。

〇SBC相川佳之代表から突然の電話
 4/3の夕方、SBCスタッフより、警察から翌日出頭するように言われた事の報告と、社長から直接謝罪したいとの相談があり、住所を伝えました。同日の夜に、知らない番号から電話があり、電話をとると「SBC相川です。今帰国しました。」と突然言われ、驚きました。夕方の電話を受けて社長(会社の代表)の名前は確認していたので、相川佳之氏からの電話だと理解しました。一言謝罪があり、家族の怪我の状況を聞かれたので説明をしたところ、全員の容態を伝える前に話を遮られ、今後は事故の担当者を決めるので、そことやりとりをしてほしいとの話でした。直接謝罪する話はどうなっているのか聞くと、そんな話は聞いていないと仰り、驚きました。「電話で謝罪したことにするつもりですか?」と聞くと「(このまま電話で謝罪を終えるのと直接家に行くので)どちらが良いですか?」との回答。「妻も横にいないので納得できないと思います」と返すと、また確認して連絡するとのことで電話が切れました。
 謝罪目的の電話だったと思うのですが、自分から質問した家族の容態をきちんと聞かない時点で、私は不快でした。
午後6:28 · 2024年5月24日

〇事故現場写真を引き渡す約束が反故にされる
 4/3、警察からこちらに事故の事情聴取がなかったので、どのように確認したのかを聞いたところ、現場でびーとるランド従業員から話を聞き、事故発生時の写真も見せてもらったとのことでした。今までのSBCの対応から、写真が本当に事故発生時のものか懸念があったため、写真を見せてほしいと警察に伝えるも、立場上見せられないと拒否されました。そこで、SBCに、事故現場の写真をこちらへ送るよう請求しました。
 SBCが確認したところ、警察が見た写真は従業員でなく常連のお客様が撮ったものでしたが、写真の存在は確認できており、写真はSBCへ送ってもらうことになっていて、届き次第共有するとの話になっていました。しかし、今現在も写真はいただけていません。

〇立場が分からない人からの謝罪
 4/4の午前、警察へ出頭後のSBCスタッフより、午後に謝罪にいってよいかとの電話による打診がありました。この日は忙しく午後の予定は分からないと伝え、前日には謝罪の前に写真を送るようにも伝えていたのですが、14時過ぎに突然自宅へSBC関係者4名がやってきました。私は仕事中でしたが、妻から連絡があり、SBCの方たちが帰るまで待っているとのことだったので、急遽仕事を切り上げて戻りました。
 15時40分頃、SBC関係者4名と対峙しました。そのうちの一人が、私は相川佳之氏の母親で、社長だと仰いました。謄本上の代表なのかと聞くと、それは相川佳之氏とのこと。ただ、社員たちはその女性を社長と呼んでいると言われ、混乱しました。
 具体的にどのような立場(肩書)なのか聞いても、奥歯に物の挟まったような返答で、要領を得ません。昨日、代表である相川佳之氏から電話があったことを伝えると、誰もそのことを知りませんでした。
 SBCから何か品物をこちらへ渡そうとしてきたので、よく分からない立場の人がこちらの都合を考えずに突然謝罪に来られても、謝罪は受け取れないと拒否しました。社長と名乗る女性から「せっかく重たい物をもってきたんですから」と言われ、SBCとの温度差を感じました。尚、その女性の下の名前は最後まで分からず、誰からも名刺などはいただいていません。4名が帰った後、社長から直接謝罪すると言っていた話は結局どうなるのかあらためて電話で聞いたところ、「確認して連絡します」とのことでした。
午後6:30 · 2024年5月24日

〇弁護士への丸投げと不誠実な回答
 4/9時点で、SBCからの連絡待ちがいくつかありました。 そこへメールが届きました。以下全文です。(個人情報は伏せました。)

〇〇様

ご迷惑をおかけしております。
びーとるランドの〇〇です。
今後の窓口は
〇〇 03-xxxx-xxxx
こちらが担当致しますので何卒よろしくお願い致します。

新しい担当者はどのような立場の人なのか、こちらからその電話番号へ連絡しろという意味なのか文面をみても分かりません。メールでその旨を返信しても、返答はありませんでした。

 4/11、びーとるランドにて、警察による事情聴取がありました。この時、メールを送ったスタッフが施設にいたので、どうなっているのか直接確認しました。
新しい担当者は弁護士で、弁護士事務所と連絡をとってほしいとのこと。 その弁護士は私の連絡先を知っているのか確認すると、SBCから伝えていませんでした。
きちんとSBC側から連絡するように伝え、了承の意思も確認しましたが、5日待っても連絡が来ないので、やむなく弁護士事務所へ電話しました。 担当弁護士に話を聞くと、弁護士事務所から私へ受任通知(窓口は弁護士事務所になるので、SBCへ直接連絡しないよう伝える書面)を送っており、今後は言った言わないを避けるため、全て書面で連絡するように言われました。現時点で連絡待ちの話まで一から書面化してあらためて私から弁護士事務所へ送るように言われ、非常に残念でした。
午後6:35 · 2024年5月24日

〇事実の否認とホームページに記載のあった事故にかかわるQA削除
 その後、仕方なく時間をかけて書面をつくり、弁護士とやり取りをしましたが、その回答や対応を見て、今後また同じような事故が起きると私は感じています
 特にそう感じているのが、乗車可能な年齢および身長の制限やヘルメットの着用について何も説明がなかったことを指摘したところ、あくまでSBC側は説明しており、事故は全て自己責任(自己責任についても説明は受けていません)だと主張していることです。また、5/20の昼にホームページを見ると、4月にはあった「バギーは何歳から同乗できますか?」「初心者でも運転できますか?」「車が故障してしまったら?」のQAが削除されていました(もともとあった記載の画像を添付します)。 年齢及び身長制限があるのなら、仮にこちらが無理に乗せようとしても拒否するのが常識だと私は思っています。公式ホームページに載っているバギーの写真や動画では、ヘルメットを着用しているものは一つもなく、事故前のGoogleの口コミには「子供用ヘルメットを用意してほしい」「シートベルトもなくヘルメットもない。怪我人が出る前にやめて欲しい」といったコメントがあります。

午後6:37 · 2024年5月24日

以上が、事故から今に至るまでの経緯です。

 個人が特定できるアカウントでの公表には様々なリスクがありますし、非常に迷いました。私にとって家族はかけがえのない存在です。この家族を失ってもおかしくない事故でした。私と同じような思いはもう誰にもしてほしくなく、信憑性を感じていただく可能性が高い個人アカウントでの公表の決断をしました。
 尚、ポストへの返信はできないようになっています。このポストの目的は、事実を公表し注意喚起することであって、議論や当該施設を攻撃することではないからです。
被害を少しでも抑制できれば幸いです。
午後6:41 · 2024年5月24日