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AirTableはExcel(スプレットシート)とどう違うのか?

こんにちは、NoCodeCampのツバサ(@tsubasatwi)です。

前回の記事 : データを制するものはビジネスを制する!「Airtable」で直感的に業務システムをつくる  からAirtableを使っている人が少しずつ増えてきたように思います。今回は、AirTableはExcel(スプレットシート)とどう違うのか?に焦点をおいて説明していきます。

Excel(スプレットシート)は、”データベース”のように動く”表計算ソフト”
Airtableは”表計算ソフト”のように動く”データベースソフト”

大前提として、Excel(スプレットシート)とAirtableは全く異なるものです。

そもそも表計算ソフトは、そのソフトの中で入力されたデータからSumやlookupなど関数を作り計算結果を表示、グラフを作成するために作られてます。

これに対して、データベースは①多人数での利用②データ再利用(リレーション)③他サービスとの連携を前提に作られています

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Excelでできることを具体的に見てみる

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Excelもデータの順番を入れ替えたり、条件に従って抽出したりという事は出来ると思います。カラムにフィルタをかけたりすることはできます。


しかし、次月に新たなデータ項目が追加された場合、範囲の指定を直さなければならないかもしれません。新規セルは常に空欄になってしまうので、
すべて入力しなければいけません。また、500万セルの限界を超えるデータを取り扱いになると、スプレッドシートを分ける必要があるかもしれません。

Airtableが得意なこと

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次に、テンプレートのSales CRMを例にとってみましょう。
Airtableはデータベースソフトです。データベースが入力されていれば、すぐに表示形式を切り替えすることができます。
カンバン方式、カレンダーなど簡単に画面を切り替えることができます。


あらかじめデータの形式が決まっているので、テンプレートに沿って入力することができます。データの項目の追加も関係ありません。
また、システム上のデータ制限はありません。(有料プランの加入は必須)

特にスプレットシートとAirtableを語る上で、
重要な以下の3つの要素について見ていきましょう。

①多人数での利用
②データ再利用(リレーション)
③他サービスとの連携

①メンバー間の情報の閲覧権限が可能
 例えば、一部の情報を閲覧したくない場合に、特定のViewにて閲覧権限を付与することができます

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例えば、役員は全体をみれるが、事務員はアカウントごとのステータスなどは不要かもしれません。また、閲覧だけでなく特定範囲に対して編集権限を特定の人間に与えることも可能です。スプレットシートだと、基本は”シート”単位で見れる見れないに設定している企業が多いと思います。(設定は可能です)

データ再利用(リレーション)
データベースの考え方には、リレーションという大事な考えがあります。
これは、AirtableのCustmize Field type からLink To anotherを指定することで、別のカラムからデータを引っ張ってくることができます。

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こうすることで、例えば、アカウントの連絡先はだれか?すぐにわかるようにして欲しいなどの情報にすぐにアクセスできますね。

他サービスとの連携
 Airtableは、他のいろんなツールとも連携可能です。
 例えば、Zapier と連携すれば2000 を超えるアプリと連携でき、Mailchimp,Webflowなどといった、ツールとの連携もできます。

ネイティブアプリをNoCodeで作れるAdaloとの連携もできますね。
Google スプレッドシートはこのあたり得意になってきてますが、APIが必要な場合、GCPの利用が必要なためまだAirtableの方が便利だと思います。


まとめ

Excelスプレットシートはどちらかというと少人数でソフトウェア単体で完結する。Airtableは複数の利用を想定して行うことができます。スタートアップや、アプリ開発する人は極力最初からデータベースの考えに慣れておいた方が、拡張性が高くておすすめですよ。

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