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翼社労士事務所の人材確保対策室 Vol.4

翼社労士事務所の人材確保対策室 Vol.4
2018/09/17

翼社労士事務所(鹿嶋市)所長の瀧崎による、中小事業の採用や、定着に関する人材確保対策について考えるマガジンです。
「人材」に関するトピックスの中でも「人材確保」に関わる内容を中心に、どうすれば人が集まる事業所(施設)になるのか?
どうすれば、人が辞めない事業所(施設)になるのか?
最新のトピックスとともにお届けします。
経営者の方、人事や労務の担当者、介護や保育など特に人材確保でお悩みの事業所様など
お読みいただくすべての事業所様が従業員(職員)が働きやすい職場を実現し、
従業員(職員)の皆様のやる気があふれる職場になれるような情報を発信を行っていきます。

【今週の目次】
1. 今週の一言
2. トピックス
・協会けんぽ、中小に宿泊型保険指導
・平成29年労働安全衛生調査(実態調査)結果の概要を公表
・国の行政機関における障害者雇用再点検の結果について
・厚労省、働き方改革関連省令や36協定指針を交付
・福利厚生で先頭を突き進んでいく!スマ10が目指す理想の働き方
・採用した人材が「すぐ辞める」「活躍しない」…人事の悩み
・Facebook社も採用!社内教育からプレゼンにも 楽しく学べる…
・介護3割、退社意識調査 理由「賃金低い」最多
・NETFLIXの最新人事戦略、自由と責任の文化を築くで働き方…

3. おすすめサービス
筆者が使っている効率的な情報収集に欠かせないツールとは?

4. 今週の書評
今週は休載します。

5. 【新連載】歴史人物に学ぶ!リーダー・参謀の知恵
当時最強を誇った軍団を作り上げた武田信玄の人材活用術とは?

6・編集後記

【今週の一言】
こんにちは、社労士の瀧崎です。
今年は、スポーツについての話題が豊富です。
その中でも今年1年通して話題を提供してくれたのが、現在大リーグのエンジェルスで活躍している大谷選手です。
大谷選手が高校生の時にすでに、自分の目標を達成するために目標達成シートというのを自分で作っていたことは有名です。

1. シートの真ん中のマス:テーマ(目的 or 高い目標)の設定
「ドラフト1位で8球団から指名されること」

2. シート中心の3×3のマス:テーマを達成するための要素(項目)の設定
「体づくり」「コントロール」「キレ」「メンタル」「スピード160km/h」「人間性」「運」「変化球」

3. シート外側の各3×3のマス:②の8つの要素を達成するために求められる具体的な項目を設定

縦9マス×横9マスの合計81マスを言葉にすることで目標がより明確になるというものです。
その中には、「運」や「人間性」も8つの項目に含まれており、それを手に入れるには何をしたらいいのか書かれてあります。
そのどれもが誰でもできることなんですよね。
高校生の時からずっと、小さなことを積み重ねてここまでやってきた大谷選手を応援せずにはいられないですよね。

というところで、今週も注目のトピックス、サービスなど人材確保対策のヒントになる情報をたくさん集めましたので、是非最後までご覧ください。

【今週のトピックス】
・協会けんぽ、中小に宿泊型保険指導(労働新聞)

全国健康保険協会(協会けんぽ)の愛知と静岡支部はいわゆるメタボの撲滅に向けた新事業として「宿泊型保健指導」をスタートさせる。愛知支部は9月29~30日、静岡支部は11月末~12月初めの実施を予定している。1泊2日などの日程で各種検査や健康プログラムを受ける特定保健指導の1つで、協会けんぽによる宿泊型保健指導の実施は初の試みとなる。これまで大企業中心の展開だった同指導を中小企業にも広めたい考えで、協会けんぽでは、来年度以降の全国展開も見据えている。

⇒やらされているという感覚だと、習慣を改めることは困難なんですよね。ここで、意識を変えて悪い生活習慣を変えよう!自分を変えよう!を思える指導であれば、効果が期待できます。

・平成29年労働安全衛生調査(実態調査)結果の概要を公表(ナレッジニュース)

厚生労働省は平成29年「労働安全衛生調査(実態調査)」の概況を公表しています。本調査は、事業所が行っている安全衛生管理、労働災害防止活動及び安全衛生教育の実施状況等の実態並びにそこで働く労働者の仕事や職業生活における不安やストレス、受動喫煙等の実態について把握し、今後の労働安全衛生行政を推進するための基礎資料とすることを目的とするものです。

参照ホームページ [ 厚生労働省 ]
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/h29-46-50_gaikyo.pdf

⇒ストレスチェックを実施している企業の割合は64%となっています。
ストレスチェック制度はすでに始まっていますが、50人以上規模の事業所は必ず行わなければならないこととなっていますが、簡単ではないと思います。
当事務所でも、支援しています。

・国の行政機関における障害者雇用再点検の結果について

中央省庁の障害者雇用数に誤りがあった問題で、厚生労働省は平成30年8月28日、平成29年6月1日時点の国の33行政機関の雇用率の再点検結果を公表しました。再点検の結果、障害者数は6,867.5人から3,407.5人(3,460人減少)となり、実雇用率は2.49%から1.19%に、不足数は2.0人から3,396人になりました。

⇒一般企業においては、障害者の雇用率は2.2%となっています。算定方法などわからない場合は、よく確認してください。
今回の障害者雇用問題について、再調査を行った結果、再調査前は不足2人だったところ、実は3396人であったということで、今後どのように説明していくのでしょうか?

参照ホームページ [ 厚生労働省 ]
https://www.mhlw.go.jp/content/11601000/000347573.pdf

・厚労省、働き方改革関連省令や36協定指針を交付(全社連ツイッター)

厚生労働省は、9月7日、働き方改革関連省令や36協定指針を公布した。省令では、36協定に定める事項や様式、年次有給休暇の時期指定付与義務に係る管理簿の取り扱いなどを規定。36協定指針は労使当事者や使用者の責務、健康福祉確保措置の内容などを示した。

  参照ホームページ [ 厚生労働省 ]
https://www.mhlw.go.jp/content/12602000/000348447.pdf
    全国社会保険労務士連合会ツイッター
@sharouren

⇒特に大きな変更点はないようです。残業規制は、月80時間、2ヵ月~6ヵ月の平均で100時間です。これを超える36協定を結ぶことはできません。

また、年次有給休暇は10日以上付与されている労働者について、年休の取得が5日に満たない場合、5日までは会社が取得時期を指定して労働者に与えよというものです。

ともに来年度から

・福利厚生で先頭を突き進んでいく!スマ10が目指す理想の働き方(NewsPics)
「よくハタラキ、よくアソブ」
この姿勢を徹底して追求するため、社員の満足度をあげるために半期ごとに福利厚生に関してのアンケートを取り、社員の「こんなのあったらいいな」をできる限り盛り込んでいます。

https://newspicks.com/news/3070097?ref=user_3384534

自分で考えた制度が形になって、他の従業員にも喜んでもらえたらやる気につながるでしょうね。このなかでは、私は、バルミューダ―のトーストを朝食で提供するというのに惹かれました。

・採用した人材が「すぐ辞める」「活躍しない」…人事の悩み(NewsPics)

採用した人材に対して「面接時のイメージと実際の働きぶりが違う」とギャップを感じたことがある人事担当者は50%――。では、ネガティブな方向のギャップを防ぐため、人材の本質を見抜くには、どうすればいいのか? 人事担当者に面接で取り入れている手法を聞いたところ、「自社のデメリットもきちんと伝える」「できるだけフランクに会話する」などの意見が出た。

https://newspicks.com/news/3307314?ref=user_3384534

⇒「そんなに欲しい人材でないけど、次に応募が来るかわからないし、採用するしかないか」といって採用するのは、間違いです。

・Facebook社も採用!社内教育からプレゼンにも 楽しく学べる…(NewsPics)

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