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ロケット型ランプができるまで その5

みなさん、こんにちは。今日は2020年7月28日。

前回のnoteまでで外装パーツとシェードパーツが完成しました。

今回は、いよいよ組み立てて完成させる様子をご紹介いたします。

30分硬化型2液混合タイプエポキシ接着剤を接合部に塗っていき、組み付けていきます。

このランプは組み立てる順番を間違えると組み立たないので、間違えてしまわないように気をつけながら組み立てていきます。

さらに、パーツには細かい装飾の切り欠きがあり、木目に沿って割れや欠けが発生しないように慎重に行う必要もあります。

もし割れや欠けが出てしまったり、最悪の場合、破損してしまうと、そのパーツはもちろん使えませんが、組み立ての関係上、それまでで作ったパーツ全てを作り直す必要もあるので、本当に気を使います。

そのような慎重に慎重を重ねた作業をしていると、なかなか写真が撮れないので、一気に上部の外枠が出来上がった様子がこちらです。

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これの中にシェードパーツを接着すると上部は完成です。

外枠の縦のパーツの内側に接着剤を塗り、上から接着していきます。

完成した上部の内側を見るとしたの写真のようになります。

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シェードパーツは4つに分かれているのですが、外装の横のパーツ(円形のパーツ)に分かれ目が隠れ、外から見ると一体となっているように見えます。

下部を組み立てていく様子はこのような感じ。

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下部にソケットが組み込まれるので、シェードパーツの一番下のパーツはあらかじめ外装パーツに組み込んでおくような組み立てをします。

下部の組み立ては上部に比べパーツ数も多いですが、このようにテクニックが要求される部分もあり、大変手間がかかります。

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脚となる部分の組み付けをしていけば、ほぼ完成。

上部同様に、最後にシェードパーツを内側から接着すれば完成です。

最終的な完成品は、このような感じになります。

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組み立てにかかった時間は、2時間を超えていたと思います。

緊張感のある集中しながらの作業なので、終わった後はかなりの疲労感がありました。ですが試作段階とはいえ、長きに渡るプロジェクトに一旦区切りがついたので、満足感がありました。

その様子がこの写真です。

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この写真はTechShop Tokyoの営業時間を過ぎた状態でスタッフの方に撮影していただいたもので、長くお付き合いいただいたことに改めて感謝です。

途中、意匠の登録申請や特許の申請やらを挟みましたが、最初の試作品を作り始めてから、実に8ヶ月の期間を経てここまで完成させることができました。

こうして2017年5月23日に試作品は完成します。

次はいよいよクラウドファンディングの宣伝のために、展示会でこの試作品をお披露目することになります。

試作はこれまでに3回行っていたのですが、本デザインは初のお披露目となります。

そのお披露目の展示会に選んでいたのが、『Maker Faire Tokyo 2017』です。

私が憧れていた展示会であり、それ故、応募することに躊躇があったのですが、友人のプッシュもあり、選考に応募していました。

試作品ができて約1週間後の5月31日、無事に選考を通ることができたとの連絡があり、ついに参加が決まりました!

それからの期間は展示会に向けてチラシやポスター制作、グッズの補充、展示什器の制作などを当日の朝まで行って、本番を迎えます。

全て1人で行っていたので、本番前には疲労がかなり溜まっていましたが、Maker Faire Tokyoに出られる喜びで全てをカバーしていたように思います。

当日のブースはこのように仕上がり、Maker Faire Tokyo出展を後押ししてくれた友人も一緒にブースの運営をしてくださることになりました。

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2日間の会期中、ほぼ休みがなく、ずっと立ちっぱなしでお客様に説明をしていました。チラシが合計で500枚なくなるという事実からも、とても注目度が高いブースであったと思います。

アメリカから来たお客さんが、今すぐ買って帰りたいから価格はいくらだ、なんてことも言われました。

そのように感触はかなりよく、これからいよいよ商品化&クラウドファンディング立ち上げに向けて動いていくことになります。

ここからが大変で、かなり難航するのですが、次回のその6でお話ししたいと思います。

その5は終わり。

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