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編集視力

少し前の記事で、編集とデザインは両輪の関係があるというお話をしました。


今回のお話も、大枠は「編集」というところに焦点をあてて進めていきます。
『編集力』『デザイン力』これは何かを創る者としては、最低限必要な教養です。
ただ、このスキルはどうやって身に着ける事が出来るのでしょうか?
残念ながら楽して手に入るものではありません。
ノウハウ本や大学で学ぶ事は出来ますが、経験という実体験が重要です。
例えばコンサルタントとしてコンサルをする場合、ノウハウは山のように今の時代は溢れています。
そこで一歩抜きんでるコンサルタントは何が違うか?
『編集力』や『デザイン力』は勿論の事、経験の部分が圧倒的に違います。
要は物事との関わり方や“視力”が違うのです。

ここで重要なのが順番です。
スキルの習得→実践経験と考えてしまいそうですが、
実践経験=スキルの習得です。

ただ、実践もただ実践すれば良い訳ではなく、スキル(今回はテーマである編集を指してます)を体得するには、なによりも視力が必要です。
普段からものごとをよく見て、何がどのような目的のために起こっているのか?を把握する必要があります。
この視力をもう少し分解すると「構造」を見るという事。
仕事ひとつとっても「どのような構造によって、この仕事が可能になっているか?」という観点で見る事が出来ます。
つまり、見るという行為は、見ようと思わないと見えないという事です。
もうお分かりの通り、視力は養うものなのです。
これが実践経験から得られる大きな要素です。
勿論、普段の生活の中でもこの視力は養う事が出来ますが、かなり能動的にならないと難しいのです。

ここで視力を上げる為の魔法の言葉を授けます。
“なんでこうなっているんだ?”
(これ凄く使えます)

一見、編集やデザインアートという言葉は、自分には関係のない話でしょと思うかもしれません。
ですが、生活の中には実はデザインや編集されたものが溢れていて、実は囲まれて生活をしているのです。
少し考えてみれば、編集というスキルを使って、家庭内のコミュニケーションを円滑にしたり、失敗を批判や注意ではなく文化で改善したり、生産性をあげたりと応用できる範囲がすごーく広いんです。

僕の場合は編集やデザインは生きていくうえで、必要なスキルです。
何より人生を最高に楽しむうえでフル活用できる訳です。

如何でしたでしょうか?
少し編集にご興味いただけたでしょうか?
こういった感じで芸術関連を深堀した過去記事はこちらからもご覧頂けます。

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