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今更聞けない!「mix」のあれこれ~EQ(Equalizer)~

みなさんこんばんは。tsubasa.addことつーちゃんです。

本日はVocalEditの基礎。EQ(イコライザー)についてのお話です。

EQ(Equalizer)ってなに?

Equalizer(イコライザー)とは、音声信号の周波数特性を調整するためのツールです。
基本は、グラフィカルなインターフェースを通じて利用され、異なる周波数帯域に対する音量や音質を調整できます。

周波数帯域

一般的なイコライザーには、以下のような周波数帯域があります。

BASS : 低周波数領域(20Hzから250Hz程度)の音量調整。これにより、重低音やベースの強調、低音部の余分な振動を軽減することができます。

MID : 中周波数領域(250 Hzから4 kHz程度)の音量調整。ヴォーカルや楽器の中音域の強調や、音のクリアさを調整するのに使用されます。

Treble : 高周波数領域(4 kHzから20 kHz程度)の音量調整。これにより、シンバルやハイハットのような高音部の強調や、音の明瞭さを調整することができます。

さらに、一部のイコライザーでは、これらの周波数帯域の中で特定の周波数をピークまたはカットするための個別のフィルターも調整できます。これにより、より細かい音質の調整が可能になります。

shelfについて

“Shelf” とはEQにおいて特定の周波数以上または以下の領域の音量を調整するための機能を指します。これにより、周波数帯域の一部をブーストまたはカットすることができます。通常、“shelf” には「ハイシェルフ」と「ローシェルフ」の2種類があります。

ハイシェルフ(High Shelf): 指定された周波数よりも高い周波数帯域の音量を調整する機能です。通常、その周波数よりも高い周波数帯域の音量を上げたり下げたりします。例えば、シンバルやハイハットの音を強調するために使用されます。

ローシェルフ(Low Shelf): 指定された周波数よりも低い周波数帯域の音量を調整する機能です。通常、その周波数よりも低い周波数帯域の音量を上げたり下げたりします。例えば、ベースの強調を行ったりするために使用されます。

shelf機能は、音楽制作や音響調整の過程で、特定の周波数帯域の音量を効果的に調整する機能のひとつです。

一つ一つ調整すると大変ですからね…。。

mixでの使用例

mixでEQを使用する場合は、ローカット、ノイズ抑制、鼻声補正、ラジオボイス、𝐞𝐭𝐜...
があります。
自分は声にかけるエフェクトでは1番初めに掛けます。なぜかというと、人間には聞こえない周波数帯域を削っているのです。

聞こえない音にまで、他のエフェクトがかかることを防ぎます。

他にもMS処理(mid-side処理)やローパス、バイパスフィルターなど、関連用語は沢山ありますが、今回はここまで!


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