引き出しを増やす方法

僕は引き出しが多い人が好きだ。話していて話題が尽きないし、面白い。何より人として大変魅力的である。学生の頃は、ひたすらイケメンと可愛い子がモテる。これが大人になるにつれて、少しずつ変化する。男性であれば「仕事が出来る人」だったり、女性であれば「家事が出来る人」だったりする。その中でも、人として（異性からも同性からも）モテる人たちの特徴として、とにかく引き出しが多いのだ。

引き出しが多い人たちと会話をすると、とにかく話題が尽きない。どんな話題を振っても何かしらの切り口で楽しく会話が出来る。とにかく楽しくて、面白い。

逆に、引き出しがないと、どうなるだろうか。テレビで取り上げられた浅い話題や、恋愛の話、下ネタ、どんどんと品性のない会話になっていく。瞬間的には盛り上がるが、中身がないのでつまらない。

正直こういった会話をしていた時期は僕自身も短くはなかった。会話の楽しみ方を知らなかったからである。周りに流されて、とにかく盛り上がりそうな会話を選択する。そうすると、芸能人の不倫、下ネタ、愚痴になるのだ。

僕は、品性のない会話は、一時的な楽しさを代償にQOLを著しく下げると思っている。他人の不倫話で盛り上がれる時間なんて、僕にはとっては1分足りとも使いたくない無駄な時間だ。取捨選択は常にトレードオフだ。

一方で、引き出しがある人は本当に魅力的だ。普段からたくさんの情報を浴びている事も多く、どんな話題を振っても違った切り口で会話が盛り上がる。仕事以外にも、歴史や音楽、グルメやアート、いろんな切り口で、引き出しを多く持っている。

より多くの引き出しを持つためには、日々のインプット⇄アウトプットが必要不可欠である。情報を浴び続け、自分なりに発信する。スマートフォンが発達する前のアウトプットは会話もしくは手書きしかなかった。今はいくらでもアウトプットができる。手で描くよりも、素早く文字に起こすことができ、誰でも簡単に世界中に自分自身のアウトプットを届けることができる。

こんな素晴らしい時代に、引き出しを増やさない手はない。人生をより豊かに過ごすためには、より多くの引き出しを持つことが大切だ。