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凝り固まった価値観をぶち壊せ

ぼくはいま、エジプト・シャルムエルシェイクにいる。

Shark Bay

エジプトが世界に誇るリゾート地として有名で、ロシアやヨーロッパ各国から来る人たちが多いように感じる。(今日で3日目になるが、日本人は今のところ1人も見かけていない。)

今回4回目となる1人旅は、2023年にスタートしたばかり。箱根⇨新潟/佐渡⇨軽井沢⇨エジプト。基本的に前日まで打ち合わせが入る可能性を加味して(と言いながら計画を組むのが苦手なだけである)、いつも弾丸で土日に半ワーケーション的な形でこれまで行ったことない街を訪れている。

毎日仕事ばかりの日々を過ごしていると、経験は爆速で積み上がるの一方で、自分自身の価値観に偏りが生じてしまうリスクがあると思っている。(とはいえ経営者であるため、普通の人の2倍ぐらいは働かなければならないので、このバランスが難しい。)

先日のnoteでも記述した通り、特定の領域で大いなる成果を残すためにも新しいコトに触れる努力を続ける必要があると思っている。


ぼくがいまいるシャルムエルシェイクは、Uberがない。タクシーは金額交渉が命である。往復3000円と言われることもあれば、うまく交渉できるようになれば1000円になることもある世界。日本では金額が一定であることが多いため、ほとんどの日本人にとってはこの交渉はストレスになるかもしれない。

ではカイロではどうだったか。ピラミッドの入場料が、外国人と現地人で金額で全く異なる。おそらく現地人よりも5倍ほど外国人の方が料金が高い。

先ほど帰り便(日本まで16時間ぐらいかかるため。)で観たい作品をNetflixでダウンロードするついでに現地価格を調べてみた。Netflixは、日本では月額700円〜2000円程度のサービスだが、エジプトのWi-Fiから確認してみると、日本円にして月額100円前後から使えることがわかる。

これらすべては、多くの人にとって不平等であるように感じるかもしれないが、ぼく個人としては大いに賛成であり、とても公平な社会であるように感じている。

持っている且つニーズが強い人から、きちんとお金を回収する。ビジネスをやる上では当たり前の考え方だ。


そして何より、エジプトはマジでウザい国だ。まず注文しても食事がこない。お釣りも言わないと帰ってこないし少なかったりする。日本と違い、優先順位がまず「自分」なので、仕事を平気で抜け出すスタッフもいるという。(⇦カイロで日本食レストランを営む日本人店長から聞くことができた。)

でもそんなエジプト人の考え方も理解はできる。自分に余裕がないのに、そんな他人のことに構ってられるはずがない。人間はいつだって、自分の幸せのために生きているはず。直接自分が満たされる選択肢を取るのは、リードタイムが短いからだ。余裕がないのに、長期間のリードタイムを要するものに投資をしないのは、会社も個人も同じである。

最初は無愛想だったエジプト人も、交渉を通じて仲良くなってしまえば2日目からお互い「Hey My friend」と呼び合っている。

凝り固まった価値観を打ち砕くには、理解の範疇を超えた文化/価値観に触れることが大切だ。

2024年も、自分をアップデートし続けよう。

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