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なぜ、こんなにも走るのか?

ランニングを継続して2年経った今でも、超えられない大きな壁がある。それは30kmの壁。

「30kmの壁」とは、フルマラソンを走る際に多くのランナーが30km以降で直面する疲労のピークや限界を指す。体内のエネルギー源であるグリコーゲンが枯渇し始めるため、このポイントを超えると走るのが非常に困難になる。

僕もフルマラソンを2度走った経験があり、万全の準備をして臨んだつもりだったが、30kmを過ぎると足が止まり、動かなくなってしまった。目の前が真っ白になり、エネルギーが完全に枯渇してフラフラし、救護テントに連れて行かれる一歩手前までいったこともあった。最後は歩いてゴールするという経験もした。

僕は人生で叶えたいと思ったことは、めちゃくちゃ努力すればある程度は叶うものだと思っている。しかし、フルマラソンの30km以降の壁だけは、これだけやったら大丈夫だろうという努力をしても、二度も乗り越えられなかった。フルマラソンを走った人にしかわからない自分の限界がそこにあって、それを乗り越えることで得られる何かがあるのだと思う。

それだけ高いハードルを超えられなくて、大人になって泣くほど悔しくて、それでもやっぱり達成したいと思えるランニングってすごく魅力的だと思う。目標タイムをクリアするまで、必死で努力を続ける。

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