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東大生に学ぶ!考え方を変える5つの思考法

あなたは、「頭がいい人」と言われるとどのような人を想像しますか?
記憶力がいい人、説明が上手い人、、などなど…

今回は西岡壱誠さん著『「考える力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大思考』を読み、その中で書かれていた、多くの東大生が共通して身につけている「5つの思考回路」をご紹介します。これらの思考法を身につけることで、物事をより深く理解し、効果的な学びができるようになります。
先に結論を述べますと、最も重要なのは「本質思考」であり、その他の4つの思考法はその過程で役立つものです。では、順番に見ていきましょう。


1. 原因思考

概要: 原因思考は、物事を「結果」として捉え、その「原因」を探る思考方法です。例えば、試験で良い成績を取ったとしましょう。その結果の裏には、「日々の勉強」や「時間管理」が原因として存在します。原因思考を活用することで、起こった事象を深く理解し、より多くのことを学び取ることができます。

実践法: 日常の出来事やニュースを見た際に、「なぜこの結果が起こったのか?」を考えてみてください。結果から原因を探ることが、原因思考の第一歩です。

2. 上流思考

概要: 上流思考では、物事を「(川の流れの)下流」として捉え、その「上流」、つまりその背景や前提に目を向ける思考法です。例えば、ある商品の売り上げが上がった背景には、ターゲットのニーズや市場の変化が上流に存在することが多いです。

実践法: 新しいプロジェクトや問題に取り組むとき、その背景や前提条件に目を向けるようにしましょう。上流の理解が、より本質的な解決策を見つける助けとなります。

3. 目的思考

概要: 目的思考は、物事を「手段」と「目的」に分けて考える方法です。たとえば、ダイエットを目的とした場合、食事制限や運動は手段となります。目的をはっきりさせることで、取るべき手段も自然に明確になります。

実践法: 何かを決定する際に、「これは何のためにするのか?」と自問してみてください。目的が明確になれば、効率的に手段を選べるようになります。

4. 裏側思考

概要: 裏側思考では、物事の「表側」だけでなく、「裏側」にも目を向けます。たとえば、新しい製品が話題になっている場合、その裏には競合他社の反応や市場の変化があるかもしれません。これにより、一つの事柄から多面的な理解が可能になります。

実践法: 何かを判断する際に、反対の意見や別の視点からも考えてみましょう。裏側の視点を取り入れることで、より包括的な理解が得られます。

5. 本質思考

概要: 本質思考は、物事を「ミクロな視点」と「マクロな視点」の両方で捉え、本質を見抜く方法です。たとえば、企業の成功をミクロ視点で見れば「売り上げ増加」ですが、マクロ視点で見れば「市場の変化への対応」が本質かもしれません。

実践法: 問題解決に取り組む際、細かい点(ミクロ)と全体像(マクロ)を行き来して考えてみてください。本質を捉える力が磨かれます。

日常の解像度を高める

これらの思考法を効果的に活用するためには、「日常の解像度」を高めることが重要です。同じ出来事を見ても、「そうなんだ」で終わらせるのではなく、「なぜ?」「背景には何がある?」といった深掘りをしてみてください。この「解像度の高さ」が、思考法の基盤となります。

まとめ

以下の図表で、5つの思考回路がどのようにミクロとマクロを行き来しているかを整理しました。これを参考に、日常生活での思考回路を磨いていきましょう。

図表:5つの思考回路とミクロ・マクロの関係

5つの思考回路とミクロ・マクロの関係

これらの思考回路を身につけることで、より深く、より広く物事を理解する力がつきます。ぜひ、日常生活の中で意識してみてください!

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