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インドネシアの生活・文化

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インドネシアでの生活で、感じたことや発見などを。
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#JICAボランティア

将来の国を担う世代

7月23日はインドネシアのこどもの日。 毎年それを祝うイベントなどがインドネシア各地で行われる。 その中でもインドネシア国内の一か所だけで 大臣なども出席するこどもの日を祝うイベントが開かれる。 実は今年2019年はマカッサルでの開催だった。 その前日の22日にこの前知り合ったNGOの人に誘ってもらって NGOの持つ施設での小さなイベントを見学させてもらう。 この日は近くの小学校の生徒たちがその場所に来て おせんべい食い競争や詩の朗読などをして楽しむというもの。 日本

日本人である、ただそれだけ。

インドネシア・マカッサルに着任して約3週間、 職場の同僚以外で、そして損得を別にして すごく世話をしてくれるお父さんが2人いる。 二人とも50代なので友達というよりはお父さんという感じ。 一人目はレストランの経営者。 たまたま入ったレストランでご飯を食べてると声をかけてくれて話をすると どうやら子供2人が今大阪にいるとのこと。 自身も6回日本に行っていて、日本が好きだと言ってくれていた。 このお父さんには会ったその日に車で市内の色々な場所を案内してもらい、 買い物にも付き合

【インドネシア・ガラハン村滞在記 その2】郷愁の時間

ガラハン村に滞在して感じたこと。 それは子供が本当に多く、素朴で元気で、やっぱりかわいいということ。 図書館に行く為に学校に行ったんだけど、ちょうど下校時間のタイミングで、 外国人が珍しいからかみんな寄ってきて握手(インドネシアでのあいさつ)してくれた。 握手する時に手をおでこにつけてくれたり、チュッてキスしてくれたり。 インドネシアに来てからはジャカルタ・ジョグジャカルタと 都会にしかいなかったから、 子供と接する機会も、みんなから歓迎されることもなかったから 本当に

【インドネシア・ガラハン村滞在記 その1】それから23年。涙と笑顔。

ジョグジャカルタから電車と車で約12時間。 ジャワ島のほぼ東端に位置するガラハン村という場所に行きました。 そこは今から20年以上前の1996年、 一人の協力隊の女性が懸命に活動し、命を落とした場所。 それはバイクでの事故だったようです。 実際の事故現場は見通しのいい上り坂。 日本で考えればそこまで危険とは思えないような場所。 事故当時はすでに日が暮れており暗く、 一台のトラックが道で停車しており、それを避けようとして転倒してしまったよう。 23歳の若さで命を落としてし