アキバに行ったらストレスが溜まったので、殴り書きをした
“秋葉原でストレスが溜まったので、秋葉原で電車に乗ってから池袋のドトールに到着するまでの間を淡々と書きなぐりました”
10月05日、久しぶりに秋葉原に行った。ストレスがたまった。秋葉原が悪いというわけではない。
ぼくは大体いつも和光市駅という駅の近くに住んでいて、そこからあまり動かない。
都内に出たところで、人が多く、物が多く、情報が多く、疲れるだけだからだ。
だから、あまりひとの多い都内に出ることはなく、出るとしても時間を見計らって出るか、やむを得ない用事の時に出るかの二択だ。
秋葉原から山手線に乗って、池袋に向かう。間違えて他人のパソコンの充電器を持ってきてしまったから、返しに行くのだ。そのひとは池袋でぼくを待ってる。
見城徹の本を開いて読もうにも、満員電車だからおしくらまんじゅうで、ただ目の前のひとの頭を見るしかほかに選択肢はない。窮屈な気持ちだ。
途中上野駅で多くのひとが降りて、池袋に近づくに従ってひとは少なくなっていった。電車内に明らかなスペースが空いてきた。気持ちが少し穏やかになった。
やはり空白ってのは大事だと感じた。
池袋駅に到着した。通路にはひとがごった返していて、たくさんのひとの声があちこちから聞こえてくる。
エスカレーターに乗って地上に出ると、まばらに傘を差すひとと、「SEIBU」の電光掲示板が目につく。外の空気は心地よい。
ぼくは地上に出たあと、その足でそのままドトールに向かい始めた。ドトールでそのひとは待ってるとLINEが入っていた。
LINEの連絡は、逐一セブンイレブンのWi-Fiにぼくのスマホをつないでやっていた。
ぼくはもう大体3ヶ月以上前からスマホの料金を払っていない。だから、連絡をするためにはWi-Fiの通ってる店や場所を把握することは必須なのだ。
そんなわけでドトールまでの道のりを調べるために、セブンイレブンを探した。
でもパッと見た感じセブンは無さそうだから、ひとに聞いた。
1人目のひとがすぐに教えてくれた。
スマホが無くても大丈夫なんだナ。
ひとを掻き分けて、ドトールに着いた。携帯ショップが一階にあり、二階にドトールがあるという構造だ。
店内を見渡し、回遊していると、目的の人物がいた。パソコンを開き、キーボードを打っている。ぼくが近づくと、そのひとはぼくに気が付いた。
「お、アキバ行ってきたん??」
ぼくはイスに座り、ひと息ついた。