「違国日記」途中まで読んでる

あぁ、やばいと思った。

1.2巻と読んで、あれ?と不思議に思った。
これはもしかしたら間違えたかもしれないと。
その時すでに最新巻までまとめ買いしていて、買った時にこれは確実に面白いと謎の確信を持っていた。
世間からの評価、周りの人の感想、そして直感。
その確信が間違っていたのかもしれないと少し焦った。
話がゆっくりすぎる。なにも感じれていない自分がいてひどく焦った。
自分の感性が固まったのか、期待と違う物語だったのか。

そこから少しだけ時間が経った。
この先を読むのが怖かった。また期待と違っていたらどうしようか。かけたお金と時間は戻らない。自分の選択は間違っていたのかもしれない。
そう思ったら、その答えに行き着くことが怖くて近づけなかった。

なにがきっかけで読むのを再開したのかな。
ああ、旦那さんから読んでいない漫画が多すぎると言われたからかな。
たしかに自分でも多いとは思っていたけど、それを他人に指摘されたことで何かスイッチが入ったのかもしれない。
そこからトントンと3.4巻と読んだ。

もうその時には手遅れだった。
ああ、この物語はあまりにも漫画らしくないと思ってしまった。
わたしの中でその物語が、漫画の枠に抑えきれなかった。

6巻まで読見終わったところ。
これはわたしの中で漫画ではなくなった。
映画にも似ているし、小説とも言うことができるし、絵画のようなものとも見れる。
それほど、この作品に圧倒された。
1度読んだだけでは書かれていること、書きたいことが咀嚼しきれていない。
何度も何度も読まなければいけないと感じた作品は久しぶりだ。そして何度も何度も読むことが悔いに感じない作品も久しぶりだ。

7巻まで読んだ自分はどんな人になっているだろうか。楽しみだ。

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