神戸翼 ←かんべつばさとよみます!

医療、介護、福祉、ヘルスケアの分野から社会をデザイン! 慶應で医療マネジメント、早稲田で公共経営の修士を取り、現在7つの医療・ヘルスケア系法人で役員をする臨床検査技師もち。時折講演やら執筆活動、大学講義もする40歳で、本業は自身でも咀嚼が難しい凝り固まらないがモットーなひと族

神戸翼 ←かんべつばさとよみます!

医療、介護、福祉、ヘルスケアの分野から社会をデザイン! 慶應で医療マネジメント、早稲田で公共経営の修士を取り、現在7つの医療・ヘルスケア系法人で役員をする臨床検査技師もち。時折講演やら執筆活動、大学講義もする40歳で、本業は自身でも咀嚼が難しい凝り固まらないがモットーなひと族

最近の記事

  • 固定された記事

神戸のプロフィール(2023.6.1)

神戸 翼 TSUBASA KAMBE 臨床検査技師免許取得後、製薬関連企業に就職し治験業務に従事。その後、カナダへの海外留学、国内ビジネススクールを経て、慶應義塾大学大学院で医療マネジメントを専攻(Master of Healthcare Management)。在学中にはコンサルティングファームで働きつつ、大学院のメンバーと患者向けスマホアプリの開発・運営を行うソーシャルベンチャーを立ち上げる。卒業後は慶應義塾大学SFC研究所上席所員や大手医療法人の経営戦略・政策責任者を

    • 臨床検査業界紙MTJの連載ショートカット

      昨年夏頃より臨床検査業界紙であるthe Medical & Test Journal、略称MTJに「医療政策から読み解く『技師の未来』」を毎月掲載いただいております。 これまでは紙運用だけの媒体だったのですが、しばらく前より専用WEBページにて電子版として記事の一部が閲覧できるようになりました。 私の連載である『技師の未来』も、本紙の記事が数ヶ月後にWEB上で無料で見れますので、是非、気になる方はお読みいただければと思います。 ただ、WEBページの記事ソート機能がまだ充

      • VUCA時代の医療機関と臨床検査技師02「人口構造の変化②供給を考える」

        前回の第1回は「人口構造の変化①需要を考える」と題して、臨床検査のニーズが2045年にどのように変わるかをご説明しました。第2回の今回は「需要」と合わせて押さえたい「供給」について取り上げ、想定される人材不足と病院の臨床検査技師の働き方について考えてみたいと思います。 なお、第1回を見逃した方はこちらもどうぞ。 ※本内容は2023.5.28に臨床検査技師向けに講演した内容をベースに文章にしております。 人口構造の変化1.15-64歳人口の減少で約73万人の医療従事者の確

        • VUCA時代の医療機関と臨床検査技師01「人口構造の変化①需要を考える」

          前回、第0回ではVUCAについての概略をご説明し、これから取り上げていくテーマについてご紹介しました。いよいよ今回より実際の中身に入っていきたいと思います。 第0回が気になる方はこちらもどうぞ ※本内容は2023.5.28に臨床検査技師向けに講演した内容をベースに文章にしております。 はじめに日本の人口は平安、鎌倉と微増していたものが、江戸時代に入り大きく増加します。その後、明治維新により西洋文化や海外技術が積極的に取り入れられ、社会制度としても確立していく中で、寿命も

        • 固定された記事

        神戸のプロフィール(2023.6.1)

          「VUCA時代の医療機関と臨床検査技師」のブログを書き始めるにあたり

          先日、某臨床検査技師養成校の同窓会にて講演の機会をいただき、その時に取り上げたテーマが「人口減少社会における医療機関の未来と医療従事者の役割-VUCA時代の臨床検査技師を考える-」です。医療者的にはあまり聞き慣れないVUCAという言葉に着目しつつ、医療機関や技師を取り巻く環境変化と影響について触れた講演内容は想像以上に反響がありました。一方で、会はクローズドであるため一部の方しか聞けていません。ですので改めてこのブログにて、講演内容を何回かに分けて、ご紹介していきたいと思いま

          「VUCA時代の医療機関と臨床検査技師」のブログを書き始めるにあたり

          大学院修了後も同志と学べる場を作るー 慶應健マネ「医療サービス研究ゼミ」のケース

          先週末に久々に、母校である慶應大学院・健康マネジメント研究科(関係者は「健マネ」と呼ぶ)の在学生と卒業生向けの有志の勉強会を開催しました。12回目を迎える今回の勉強会は、スピーカーや運営も含め全37名(在学生21、卒業生16)の方々に申込みいただき、とても良い学びと交流の場となりました。(なお、慶應では在学生を塾生、卒業生を塾員という言葉を使う文化がありますが、今回は在学生・卒業生という言葉に統一しております。) 数年前から同じ研究科出身の先輩である田村桂一氏(本業は公認会

          大学院修了後も同志と学べる場を作るー 慶應健マネ「医療サービス研究ゼミ」のケース

          臨床検査技師100人カイギの立ち上げと自身のキャリアでの気づき

          本内容は、臨床検査技師100人カイギの第0回(2021.12.26)でお話しした内容を編集しております。映像で視聴したい方は最下層よりご覧いただけます。 はじめに私の場合、あまり普通ではない臨床検査技師ホルダーのキャリアを歩んできました。医療機関の臨床検査の現場を経験したことがないのです。つまりはペーパーということになります。もちろん、採血なんてできるはずもなく、心電図も読めません。 ですが今は、臨床検査技師の免許を取得した多くの方が働かれるのと同じように医療機関に所属し

          臨床検査技師100人カイギの立ち上げと自身のキャリアでの気づき