少し罪悪感はあったけどこの人とはもう会えないなと思った
出会い
22歳の大学生、Sくんとはマッチングアプリで知り合いました。
友達とディズニーで撮ったであろう顔写真にはモザイクがかかっており、正直いいねをするか迷いましたが、他に写ってる香水やカフェの写真がおしゃれだったこと
また、プロフィールには「カフェ巡りしてます、行きたいカフェが都内にあるので一緒に行きませんか?」と書かれていたのでちょっとした興味本位でいいねをしました。
マッチをしたあと、彼から「マッチありがとうございます!Sです!よろしくお願いします!もしよかったらお話ししませんか?」とメッセージが来たのでやりとりがスタートしました。
「こちらこそマッチありがとうございます😀よろしくお願いします!話しましょう♫」
「今日は何してましたか?」
「仕事してましたよ!Sくんは?」
「アルバイトしてましたよ!」
「どんなバイトしてるんですか??」
「飲食系と体を動かす系です」
「真逆な感じでバランス良いかもですね笑 Sくんの顔が見てみたいな」
「見せてあげたいんだけどsns関連のことをやっていてあんまり写真で残ってしまうとたいへんなんだよね」
「そうなんですねぇ・・・ただ、顔分からない人と会うのはちょっと難しいかなって感じですけど💦電話とかでも大丈夫ですか?」
「ビデオ通話ってことですか?」
「逆にビデオ通話は平気なんですか?だったらしてみたいです」
「電話であれば問題ないです」
「ビデオ通話じゃなくてただの電話ってことですか?それでも良いですよ!」
「ただの電話です」
「良いですよ!それでも」
「いつしましょうか?」
「合わせますよ!いつがいいですか?」
そんな感じで割と早い段階で電話をすることになりました。
電話で話してみると割と感じがいい子だなという印象を受けました。
・文字を打つのが苦手で電話の方がいいということ
・話すのが苦手で聞く方がいいということ
・写真を送れないのは副業でモデルをやってるからということ
・蔵前にあるカフェに行こうよという話になったこと
副業でモデルをやってるから写真を見せられないという話を聞いた時、二つのことを思いました。
一つ目は「え?そうだっけ?」ということ。
知り合いで読者モデルの子がいますが、その子はインスタでバリバリ自分の顔写真を載せてるのでそんなことってあるのかってちょっと疑問に思いました。
二つ目は「モデルやってるならきっとイケメンなんだろうなぁ」と期待したこと。彼の言ってることが本当だったならイケメンの可能性が高いなと思ってワクワクしました。身長は170cmを超えてないそうですが、見た目が可愛い系のマッシュだということで少し期待をしました。
そんな感じで電話で色々話したあとはインスタの方も交換しました。
彼のインスタにはもちろんカフェで撮ったおしゃれな写真ばかりが載せてありました。
「普段、カフェ行くことあります?」
「スタバくらい笑 おしゃれなカフェとか全然行かないから行ってみたい❤️」
「いっぱいあるので行きましょ」
「めっちゃ楽しみ😀」
「中目黒にあるエプロアとかも良いですよ」
「(調べてみると)シックな感じのとこだね。迷っちゃうなぁ」
「ここは行ったことあって会話することもできるのですが、レコードがあるので音楽聴きながらお茶するとさいこうです」
「ええ、レコードで音楽聴けるなんておしゃれ!ジャズっぽいのかな?」
「ジャズだったり洋楽系だと思います」
「おお、めっちゃおしゃれだね!お気に入りのカフェはあるの?」
「エプロアと下北沢にあるプリンのところはお気に入りです」
「そうなんだね😀カフェは一人でよく行くの?」
「行くよ!カフェ巡りが趣味だもん」
「そうだよね笑 基本的にカフェ行って何してるの?」
「コーヒー飲んでスイーツ堪能するとか本読むとか勉強するとか考え事するとか」
「おお、めっちゃ満喫してる感じだ✨じゃぁ、(電話で話してた)蔵前のカフェ行きましょう」
「わかりました!」
こんな感じで、蔵前のカフェに行く話はしましたが具体的にいつ行くという話はしておらず、このあとは彼の趣味の話になりました。
「邦ロックすき。ディズニーすき」
「おお、もしかして神ボク知ってる?ディズニーはよく行くの?」
「しらないー。いくかも」
「え〜CQCQ知らない??ディズニーで何が好きなの?」
「知らないやー。アトラクションとフードと映画」
「え〜聴いてみてほしい!そうなんだ!わたしは美女と野獣が好きかな」
「聴いてみる」
こんな感じで、彼の返信が淡々すぎて時々嫌になりかけましたが、文字を打つのが苦手と言ってたので仕方ないと思い、なんとか続けました。
「感想聞かせて!」
「よく分からん笑」
「え、ダメだった笑?」
「ロック系だけどあんまり好きじゃないかも」
「え〜そうなんだー!まぁ、好みあるよね〜。マイファスとかどうなの?」
「マイファス好き」
「そうなんだ!じゃぁ、ワンオクも?」
「そう!よく聞くもん」
「どの曲が好きなの?」
「完全感覚ドリーマー」
そのあと彼にライブ行くの?って聞かれたので行かないよと答え、彼にライブ行くのか聞いたらMy Hair is Badっていうバンドは行くと言っていました。
「へぇ、初めて聞いた!」
「ロックバンド好きな若者はわりと知ってる。気が向いたら聴いてみて」
「へぇ、じゃぁおすすめの曲教えて!」
「運命とか告白とか真赤とか」
そして、彼がこのメッセージを送ってきたのを皮切りに、わたしは一切彼にメッセージを送らなくなりました。
返信できなかった理由
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