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肺腺がん2

前回の日記に書くのを忘れていた右側に溜まっていたお水は、
”抗がん剤の薬が効いてくると自然に消えていきます”と
国立がんセンターの先生に言われて、治療が始まって3か月くらいたった時にはもう無くなっていた。
私が日本にいた時期は、ちょうど台風がたくさんある時期なのもあったせいか、痛みがよく出ていてその都度つらかった。

アメリカには、子供たちが私を心配して待っていたので治療が落ち着いたのを見て、アメリカへ戻って来れた。

長男は、高校生なので私のがんをネットで調べたりとても心配していた。
逆に次男は、自閉症があるのでよく理解していなかった。
ただ、彼の専門医の方に
 
‘’自閉症の子たちは基本的にHappyな状態であるから、
私たちが感じるような感覚ではないからある意味悪いことではない‘’と言われた。
彼女の言葉に少し安心したりもした。長男は心配しすぎて、彼の不安が私にも感応していたのもあり、しんどかったから。
私も長男もHSP(感受性が強い)だったりするので、自分の感情なのか人の感情なのか区別がつかないことが多々ある。
次男のそういう状態にある意味救われていた。

私が飲んでいる抗がん剤は、タグリッソという種類のもので、一粒25,000円もする。。日本では高額医療費を申請してあった。それでも50000円をはらっていた。今、厚生労働省がこの薬を安くしているのかは謎ですが。。
一番、心配だったのはアメリカに戻ってきて、一体この薬をどういう風に払っていこうか?保険は効いてくれるのか?ぐるぐると頭によぎっていた。

日本は、本当に医療費が安いがアメリカは保険があっても何十万以上の医療費を病気だろうが払っていかないといけない。。これが現実だ。
コロナでたくさんの人がアメリカでは亡くなったのは、こういうことも一つの原因だと思う。
みんな病院に行くと高額なお金を払わないといけない。

タグリッソを飲んでる方がもしこの投稿を読んでいたら、
伝えておきたいことがあります。
アメリカと日本の副作用のとらえ方が違います。
日本ではかなり細かく書かれた冊子をいただきました。
間質性肺炎や動機、息切れとかもろもろ。
アメリカの先生は、肌や爪などに特に出てくるぐらいでそれ以上の報告はないと。日本は、すべての情報を提供してくれるのですごいことですが
それにとらわれすぎずに薬とうまく付き合っていくことが大切だと思います。

アメリカに帰ってきてからのほうが、がんのことをもっと前向きに捉えるようになった気がする。日本であのまま治療を続けていたら、いつもがんのことが頭から離れず、不安を抱えながら国立がんセンターへ行っていただろうなあっと思う。

日本にいてもアメリカにいても良い面と悪い面はある。
どちらにせよ、私は両方の国を愛している。
最近は、若い方の肺がんが多いようでアメリカでも検査が進んでいる。
私は、保険でカウンセリングを受けるサービスがあるおかげで
心に蓋をする必要がなくなった。カウンセリングを通して、自分の幼少期からの心の癖が見えてきた。
つらい時に親に自分を表現してこなかったせいか、感情を表にだすことが苦手。保険がお金を負担してくれることもあって気軽に受けやすい。

現在、病院に通いながら医療ヒーリング(エネルギー)も。
見えない霊や過去生を通して、病気の部分にエネルギーヒーリングをしてもらっている。
ジムさんというとても温厚で優しい人。小さいころから霊が見えていて、透視ができる方。
’最初に行ったときに天使が二人一緒に来たよ”と言われた。
がんを患ってる人には匂いがあるとのこと。私のは、少しだけする程度で本当にステージ4だったのかと聞かれた。
私の魂はとてもたくさんの人生を経験しているようで何百年以上も前に侍として生きていたことがあるらしい。
自分の祖父とは、夫婦だったこともあるようで。
聞きながらとても面白かった。

今日も悔いなく生きよう。









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