マリアビートル

最近、マリアビートルという伊坂幸太郎さんの小説を読みました。
この小説は殺し屋シリーズというものの2作目で、ブレットトレインという作品で去年映画化されました。
僕は映画も見たのですが、この映画と小説の楽しみ方は映画見た後に小説を読むのと、小説を読んだ後に映画を見るのどちらかだと思います。
僕は前者の映画を見た後に小説を読みました。
今回はそちら側の感想を書かせていただきます。
この先ネタバレを含みます。

まず、映画はとても面白かったです。去年見たのですが、内容や映像をしっかりと覚えてるくらいには印象にも残ってます。その状態で小説を読みました。
小説を読んでいくと映画の映像が頭に浮かんできて非常に分かりやすくなりました。
映画では序盤から出てくる中学生のような男の子か女の子か分からない子が何者かがあまり分からないまま話が進んでいた印象でした。
小説で読むとあの子が何者かが分かり、どういう関係性でどういう目的で動いているかが分かってより面白く感じました。
映画では派手にするためにかなりオチ辺りが小説と変わってましたが、映画は映画で結末を知らないためその派手さも楽しめましたが、小説の方が落ち着いた終わり方でそちらの方が面白かったです。
また、前作グラスホッパーとの繋がりが少しだけあったため、小説では続けて読んでいるとそこの繋がりを楽しめるため、小説はそこが特にその小説を楽しめる要因となりました。
僕は映画から見て良かったです。
ある意味別の作品を見てるようでした。
主演がブラッド・ピットだったのも、小説とは違う世界ということのようにも感じました。
是非、映画を何かしらの形で見て頂き、その後でグラスホッパーからマリアビートルという順番で読んで欲しいです。

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