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田舎に決めたわけ

夫から距離を置くと決めたとき、はじめに考えたのは住まいはどうしようかということ。

その時の私は何故か、母子3人どこに住めばいいのだと不安な気持ちは全くなく、どこに行ってもいいんだ~!どこにしよう!とワクワク感に満ちてました。
今思えば、随分楽観的だったと思うのですが、子供たちと新たな再スタートにワクワクしていた。

一番に優先するのは、子供たちのこと。
我が子たちは、勉強はほどほど、外遊び大好きに育ってます。
一番の理想は、空が広くて、自然がすぐそばにあって、地域みんなで子供たちを見てくれる場所。
父親が傍にいなくなってしまう子供たちには、家族以外の色んな人たちに、会って関わって欲しいと思ったのです。

そんなとき、実家(関東某所)から帰ってきたら?との話が出ました。
家賃の心配はないし、子供たちの面倒も見られるよ、と。
シングルとしてこの先生きていくのなら、フルタイムで働かなければならないし、その事を考えると夕方や休日に見てもらえるのは、とても有難い。
仕事も、田舎と比べると格段にある。
夫と距離的にも離れることが出来る。

将来的には実家に帰ろうとは思っていたので、とても悩み、地元に帰ることを決めました。

ただ、気持ちが晴れなかったん。
まだ事情を知らない子供たちは、夏になったら○○と川で遊ぶんだ~とか、来年の遠足はどこかなぁ~と話します。
来年にはここにいないんだよと思いつつ、そうだねと相づちを打つのはとても辛かった。
私自身も、こちらで出来た友人とする来年の話に、自分はいないんだと考える度辛かった。
仲良くしていた友人家族たちと離れるのも淋しかった。

どこに行くのが一番いいのか、ずーっと考えていた。
気持ちを整理するために色んなものを読んだり、聞いたり、相談したり…
まっさらな環境で新たに始めるのを応援してくれたり、離れても会いに行けるよと背中を押したくれたり。
子供のためには今の環境は変えるのは辛いよねと共感してくれたり、夫と近くに生活するのは危険ではと心配してくれたり。

未来のことでどんなに考えても答えがでないのに、頭から煙が出るほど考えた。

そんな時、あるメルマガに

完璧にやればやろうとするほど、動けなくなってしまう

今、したいことを選んでいけば、気がつくと乗り越えている

という文章に出会いました。

自分のことだと、はっとしました。
失敗したくない、間違えてはいけないと、がんじがらめになってることに気がついた。

いま、私は何がしたいんだろうと考えてみると、まだここ(田舎)で子育てをしたいと思った。
もう無理だと思ったら、その時に動けばいいんじゃないかと考えたら、気持ちが一気に楽になりました。
先回りして考えて、今辛い思いをしなくてもいいんじゃないかと…

この決断が、この先どうなるかはまだ分からない。

けれど、私たち家族はとりあえず今のまま、田舎暮らしを続けることを決めました。
あのときそう決断して良かったなぁと話すために、今を楽しく健やかに過ごそうと思っています。

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