うちの息子～長男編～

我が家には二人の息子がいる。

対照的な二人。

長男は、子供の中の子供。

本能で日々その瞬間を生きている。

忖度も未来のために今やろう…なんてことはなし。

今やりたいことをやり、やりたくないことはしたくな～いという長男。

サッカーの習い事に行っても、コーチと話したくて、練習そっちのけでグランドをならしてるコーチの乗った軽トラと並走して話し掛け続ける。（約1時間）

学校からの宿題も、翌日に出さなくても先生は丸付けてくれるからさ～と言って、急ぐ気がない。

冷静に考えれば、まぁそうだけどさと思う。

清々しいほど子供だ。

長男を見ていると、他の子供や大人は日々我慢や気を遣って生きているんだなぁと痛感する。

そりゃぁやりたくないよね、行きたくないよね。だけどさ…とつい言ってしまう。

そうしないとうまくこの世を生きていけないと私自身感じて生きてきたから。

でも、そうでもないのかな、自分の気持ちに真っ直ぐなのは曲げちゃいけないんじゃないかと長男と向かい合い、自問自答する毎日。

そんな長男ももう１０歳、１０年もこの世をそんな感じで生きている。

私の使命は、そんなまっすぐな長男をいかにそのまままっすぐに成長させるかだと勝手に思っている。

白のタンクトップを短パンにインし、サンダルをつっかけながら、調子はずれな歌を口ずさみ、ご機嫌で自転車を漕ぐ長男。

ちょっと昭和の雰囲気が否めないマイペースな長男。

大人になってしまうその日まで、どうか真っ直ぐそのままに、この世界をたっぷり楽しんで生きてほしいと願うばかりだ。