ゴーン・ガール

結婚5周年記念日に起きた妻失踪事件の真相に迫るサイコサスペンス。

アメリカの女性作家による人気イヤミスが原作で、まさにそれでした。

原作者が脚本を担当しているときいて納得。

原作(あらすじ)を知らないでみた方が絶対おもしろい。

警察の捜査やメディア報道に追いこまれる様子がリアリティーたっぷり。

フィンチャー独特のくらーい画面、こわい場面での音響効果、ほーんと、一級品です。

ベン・アフレックの顔長(笑)ダメ男ぶりもいいけど、失踪する妻のエイミー役のロザムンド・パイクがいい。

言葉ではなく表情というか目の演技がすばらしい。

心当たりはないといっていた夫婦のお互いの隠し事や本性がだんだん明らかになっていき…

妻はオットのことを知っているのに、妻のことは知らないオット…

イヤらしかったけど…結婚てそういうものかも。

伊坂幸太郎も、モダンタイムスで書いていましたっけ…

「結婚とは、一に我慢、二に辛抱、三、四がなくて、五にサバイバルだ。」

完璧な妻に謙虚なオット、まぁ逆パターンもあるでしょう。

ある意味、演じ続けるのが完璧な結婚…

コワー!

ちょこっとだけ、ネタバレしてもよいかたは、こちらもどうぞ



エイミーはサイコパス…というか、幼少期に順調に育てられなかったことによる人格障害というか…

自己認識に対する極度な歪み、自分に対する自信のなさが引き起こしたというか…

親が悪いんだよなぁ~かわいそうだな~…とも思ってしまいました。