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【本の感想】わかるところはわかるでしょう そんなに意外ですか?『鏡の国』

読んだ。
テレビで紹介されてて、すごい反転が面白いと言ってたから。
『鏡の国』岡崎琢磨・著 PHP研究所・刊


作中作の推理小説と、その背景との二重構造で話は進んでいく。
はじめはなんだかわからなかったけど、半分くらいまで読み進めたらあとは一気に読めた。
このあたりになると、事件の犯人についてもめぼしはついてたし、背景で最初に提示されてた疑問についてもほぼ予測がついた。

物語を構成して書こうとしてる人なら、背景で最初に提示された疑問についてはほぼわかっちゃうんじゃないかなあ。

なので、読み終えてそれほど意外とは思わなかったし、反転に次ぐ反転でもなかった。

ネタバレしたくないからこれくらいしか書けません。

小説としては、ワクワクして読み進められたので面白かったです。
トータルで10時間弱くらいかかったけど、わたし、483ページの本をまだ読めるんだってちょっとうれしくなっちゃった。

「意外な話」「反転させる話」って書くのはやっぱり難しいなあって思った。
仕掛けを考えるのはたいへんなんだろうけど、楽しいことでもあるのだよね。作家として。
自分の遺作はぜひとも紙書籍の商業出版して欲しいものだわ。

その前に、紙書籍の商業出版デビューを。

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