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【開花間近のつぼみたち】世間はパンデミックや人種問題で騒がしいですが 静かに花ファームの女将してます。

長いタイトル入れれるの いいですね。

新しい蕾が ゆっくりと確実に膨らんでいくのを見る幸せの話。
小さな花ファームでひとり女将をしているんですが 日々妄想が途絶えません。

矢車草/Cone flower
立ち上がった蕾の真ん中にみえる 高貴なサファイアブルー。
あの変哲もない種から こんなにも鮮やかな色彩が世界に開こうとしてるなんて。
開花まであと2日くらい?
30くらいあった矢車草の小苗は このひと株を除き 全て立ち枯れてしまったのです。
たったひと株でも ひと花でも咲いてくれるなら また来年の楽しみになる。

これは ヒマワリ/White Nite。
もう中の準備はできてるのを ちら見せしてくる。
タグによると 4月1日に早々と 種を蒔いているから 今日で 70日目。
当初は雨風とアブラムシとの戦いだったけど 5月くらいからはほぼ手放しだったなぁ。守りきった!

去年はじめて目にした 天の川の星のような パステルイエローのヒマワリに憧れて植えました。

百日草/ジニア
これを植えておけば 初心者には間違いのない丈夫な初級編の花とのふれこみでしたが それでもここまでくるの苦労したよ。
この春から同じく畑を始めたグリーンハウス北側畑では ぐんぐん育って 早々に咲き始めてたから、本当は内心焦ってました。
毎日 自分のジニアの葉っぱの数をちまちま数えては 成長具合を確かめていた。
自分を他人と比べて 自分で自分に圧をかけていたな、とう思い出。
それも1ヶ月前のこと。
来年は 見知った気さくな花と思って もっと気楽に育てられるはず。

スターチス

花屋にあると いつまでも色褪せないまま 綺麗なドライになり そしてちょっと見飽きてしまう。
それを育ててみたら、蒸れ厳禁 暑さにはとても弱い等 とても繊細な性質をしてました。


冬の季節に完全に乗りのがして、3月末に種を蒔く。
じりじりと株元で葉を増やし、今日真ん中に立ち上がりと 蕾のようなものがついてるのを見つけました。

67株苗処分して ここに5株残っています。

嬉しいような 罪悪感。 すでに地獄のようなジョージアの暑さのなか。 ガンバレー!

鶏頭/Celocia

見るも無残なチンチクリンな鶏頭は このあと第4軍まで備えてるうちの第1軍。
葉ばっかり茂り 背が伸び切っていない、とおもう。
何しろ1年目なんで 疑問だらけ。
これでいいのか 目指してる姿なのか?
かわいさあまって 肥料やりすぎた?
アブラムシとの孤独な戦いの末 守り抜いてついにカーペット調の モケモケした蕾が付いてます。

去年花屋さんから買った鶏頭から採取した種から育てているこの鶏頭をこの夏の目玉にするがごとく 日々厳しめの監督をしています。

徐々に変わっていく花の様子を 誰かと味わい 誰かに残したくて書きました。ほんの一瞬でも 見た人が まだ見ぬ成長を秘めた蕾姿に希望を感じてくれますように。

毎朝、全ての花の点呼を行いながら 蕾をさがしています。
あともう少しだ。

種が葉を付け花になるまでの難しさを思い知った春。
ジョージアの夏はまだまだつづく。

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