エッセイは絵画で、小説は立体造形アート。
エッセイを書くこと、小説を書くこと。同じ『書く』でも、わたしにとっては全く別の作業だ。
例えるなら、エッセイはモデルを前にして描く絵画、小説は立体造形アートという感じ。
エッセイを書くとき。
わたしは『実際の出来事』をモデルとして描写し、自分と同じ純度の感情(美しい、悲しい、怒りetc)を、読んでいる方の胸の中に再現したい。
モデル(=出来事)よって描き方は変わって、抽象画のときも、写実画のときもある。
対して、小説はわたしにとって立体造形アートのようなもの。
自分の胸に