見出し画像

里親登録への道〜情報を集めて感じること〜

2020年12月のこと
特別養子縁組をするのか?里親登録するのか?夫婦で何度も話し合っていました。

ネットで色々な記事を読んだり、
YouTubeを見たり、
本を読んだり
などして、様々な思いがありました。

特別養子縁組が出来た背景を知る

「赤ちゃんあっせん事件」を知っていますか?
40年以上も前の話です。

この本で詳しく知りました。
「赤ちゃんをわが子として育てる方を求む」

ノンフィクション小説です。

いろいろ調べている中で、この題名が目に止まり購入しました。

一気に読んでしまいました。
産婦人科医 菊田昇先生の生い立ちからの小説です。

菊田先生がいたからこそ、特別養子縁組が成立したんだということがわかり、この制度を使って子供を持つという選択肢を作ってくれたことに感謝が芽生えました。

もし、当時その広告を見て今のわたしたちが問い合わせるか?と考えたときおそらく、応募しないでしょう。
法を犯すというのは、とても恐ろしいことです。

でも、こういう実例がなければ
特別養子縁組の制度を成立させることは出来なかったんだろうなと強く感じます。

中絶を希望する人は今も昔も様々

この小説を読んで

産みの母親が戸籍に残したくないから、8ヶ月でも9ヶ月でも子供を始末してほしいと産婦人科を訪れる人もいるというのが印象的でした。

産んだ事実を残したくないから中絶を希望するのですね。

育てられないからという理由はこの小説では小さく感じました。

時代でしょうか?

小説は、特別養子縁組制度の法案が通ったというところで終わりました。
産みの親の戸籍に残さないという仕組みは通らなかったようです。

(このあと、特別養子縁組の法律は徐々に変わってきていると思います。)

どんな理由があれ、宿った命なのだから、
その命を大切に思ってその子の幸せを願ってほしいですね。

特別養子縁組で育った子供の気持ちを知る

YouTubeを検索していると
里親とか里子とか特別養子縁組とかヒットするものは少なかったです。

特別養子縁組にしろ、里親にしろ
どちらも子供のための制度なのです。

しかし、子供の気持ちを知る術はなかなか得られるものではありません。

そう感じて調べている中で、見つけたYouTubeがありました。

こうして発信してくれていることに感謝します。

このYouTube見て、
特別養子縁組で育った人同士の交流の場が身近にあるといいなと感じました。

子供の頃の悩みや苦しみって
大人になってから
分析して納得したりして
やっと受け入れることが出来たりするんですよね。

どんなに恵まれた環境で育ってもそういうことってないでしょうか?

上手くいかないとき
苦しいとき
何かを理由にしたくなりますよね。

親との衝突なんて
誰でもあります。

でも、子供の心では耐えられなく乱暴な言葉や行動となって、やるせない感情をぶつけてしまうんですよね。

親にぶつけられなければ、自分や他人に刃を向ける人もいるかもしれません。

それが、思春期
そんなとき、自分と同じ境遇の友達がいるのは大きいと思います。

まだ、どこに登録するかも決めていないのに
私たちの子供はどんな風に育つのだろうかと想像が膨らみます。

施設で育つより
家庭で育つ方が
子供にとって良いと信じて
里親、特別養子縁組へ取り組んで行こうと思った瞬間でした。

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは里親活動に役に立てたいと思います。