久野公啓の生き物よもやま話「タマゴタケ」
タマゴタケその名のとおりの真っ白な卵形の袋をつきやぶって
中から真っ赤な傘が出てくる不思議なキノコ
盛夏から秋にかけ ミズナラやシラカバの林で見られる
赤、白、黄色 と 毒々しい色づかいだが
意外にもおいしい食菌で 炒め物によい
他のキノコが少ない時期に採れることもあって
山里では人気が高い
さて キノコには奇抜なデザインのものが少なくないが
それはいったい 誰に 何をアピールしているのだろう
胞子を作って それをまき散らせば OK なはずなのに…
よくわからぬ生き物だ
<