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ネイチャーフィールドnote

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2021年6月の記事一覧

里山大百科 コラム「虫こぶの謎!?」

草木にある奇妙なこぶ里山散策の道すがら、さまざまな草木に奇妙なこぶを見かけることがある。それらはよく見ると形や色もさまざまで、不気味に感じたり、かと思えば熟れた果実のごとくおいしそうに見えるものまである。 ▲ミズナラの葉のナラハヒラタマルタマフシは、タマバチ類のしわざ

里山大百科「春」スミレ

里山はスミレの宝庫だ。 一見すると皆同じように見えるスミレの花だが、少し注意深く観察すると、すぐに数種類のスミレを見分けることができるようになる。 スミレ同士、多様な里山環境に応じて棲み分けることで、多くの仲間の共存を可能としているのである。 ▲春雨のなかベニシジミがスミレを訪れた。(埼玉県滑川町/大久保茂徳・撮影)

森の動物 第2回 モリアオガエル(アオガエル科)

「森の動物」は、自然写真家・中川雄三が、1989年頃~2005年頃まで林野庁管轄・林野弘済会発行の機関紙「森」に連載していた記事を、Web用に再編集・加筆したコーナーです。 モリアオガエル/アオガエル科(1997年夏号掲載) モリアオガエルは、その名のとおり森に暮らすアオガエルの仲間です。 アオガエルは一般的なアマガエルの仲間とは異なり、体も手足の先の吸盤も一回り大きく、日本に住む代表的なものにはモリアオガエルをはじめカジカガエルやシュレーゲルアオガエルが知られています

中川雄三「カワセミの四季」春その9

▲獲物めがけて飛び立つ(6月下旬) 左:カメラ(キヤノンニューF1)レンズ(800mmF5.6)絞り(f5.6)シャッター速度(1/125秒)フィルム(KR) 右:カメラ(キヤノンニューF1)レンズ(800mmF5.6)絞り(f5.6)シャッター速度(1/125秒)フィルム(KR)

里山大百科「春」ホオノキの花

ホオノキの花は直径約18cmと大きく、白い花弁が8~9枚ならんだ姿は春の里山でひときわ目を引く。 新緑の林を歩くうち、ほのかな香りが漂えば、花は見えなくてもホオノキの開花を知ることができる。 そのかぐわしい香りに、昆虫たちもひかれてやってくるのだが、ホオノキの花の受粉が成功する確率は低い。 そこには花の仕組みの複雑な事情が絡んでいる。 ▲開花初日の花を上から見た。雄しべの柱頭が見える。

中川雄三「カワセミの四季」春その8

▲ボートの舳先で獲物を狙う幼鳥(6月中旬) カメラ(キヤノンニューF1)レンズ(800mmF5.6)絞り(f5.6)シャッター速度(1/250秒)フィルム(KR)