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【自作小説紹介】さいはて荘

第二作目

さいはて荘

【あらすじ】

 “魔女”
 “元巫女”
 “大家さん”
 “元軍人”
 “社長”
 “なっちゃん”
 “お蝶”
 “爺”
 “元王子”
 “元国王”

総勢10人が住む小さな木造アパート──さいはて荘。

十人十色どころか十人十界の、まるで違う世界を生きた人々が集う最果ての場所で、幼い魔女を中心にして紡がれていくホームドラマ風グルメコメディもの。
「春」の11歳の魔女から始まり、「夏」では中学生となり、「秋」には高校生として青春し──やがてさまざまな思惑の絡む「冬」へと至る。(※ほぼコメディ)

「春」の章──〝家族〟の章

11歳の少女、〝魔女〟が家族を得るまでの物語。

「夏」の章──〝友達〟の章

中学生になった魔女が〝ともだち〟とともに将来について考えてゆく物語。

「秋」の章──〝恋愛〟の章

中3になった魔女の、甘くも狂おしい恋の物語。

「冬」の章──〝人間〟の章

人間の根底は変わらない。

【登場人物】

【記事紹介】

とても熱い感想をブログに書いてくださった方もいらっしゃいました🤗✨

yui-yuiさんのブログ
「春」の感想(
前編) (後編)
「夏」の
感想
「秋」の
感想
「冬」の
感想

みなさま、評価・感想・レビューをいつもありがとうございます
☺️

【なんか書くところ】

2作目です。
とは言っても、「春」が2作目にあたり、そのあと他の作品を挟みつつ年1のペースで「夏」「秋」「冬」と書いていましたので、完全に2作目とは言い切れませんが。

 最果ての地に朽ちるは最廃ての荘。
 最廃ての荘に住まうは最排ての者。
 最排ての者に揺れるは最凡ての噺。
 さいはての、ものがたり。

この小説の語り出しはこうなっているのですが、語り出しの通り「さいはて」の人間たちによる「さいはて」の物語を作りたくて書いたものです。
それとおいしいものを食べることを中心にしたストーリーも書きたくて!
だからこの小説にはどこかネジが飛んだ、いびつなキャラクターしか登場しません。
どこか歪んでいて、壊れていて、澱んでいて、けれど誰もそれを気にしません。
〝人間の在り方〟をテーマにしたこの小説。

主人公は11歳の少女、〝魔女〟です。彼女がさいはて荘に住まうようになり、料理と食事を通してさいはて荘の住人たちと交流しながら、彼らがなぜさいはて荘にいるのか、それを知っていく。
そんな「春」の物語から始まります。日常ものでありグルメものであり、けれどどこかいびつなヒューマンドラマという感じでしょうか(たぶん)

さいはて荘では本名で呼び合う住民はいません。不思議と、誰もが通称で互いを呼び合います。

〝魔女〟はその名の通り、魔女です。
〝大家さん〟もそのまま、みんなの大好きな大家さんです。
〝元軍人〟だってそのまま。筋骨隆々とした無骨な退役軍人です。
〝元巫女〟はいつだって清潔な巫女装束を身にまとい、静かに佇まう人です。
〝爺〟なんてそのまま、おじいさんです。
〝お蝶〟は夜の街を照り歩く艶やかなお姉さんです。見た目は。
〝社長〟もそのまますぎますね。社長です。別名は魔王あるいは裏ボスです。
〝元王子〟は美の女神も嫉妬で狂うほどの超絶イケメン。ただし中身はお察し。
〝元国王〟は信じられないことに本物の王様だった人。貫禄も懐も器も図体もでかいです。
〝なっちゃん〟は、普通の女の子。

こんな風に、どこかズレた人ばかりが集っているさいはて荘。
どうぞ、彼らの日常を少しだけ覗いてみませんか?

ちなみに春夏秋冬の四部構成になっており、すでに完結しております。

余談ですが、わたしの思い描く「さいはて」の人たち、そのひとり〝爺〟の考え方はわたしの考え方そのものだったりします。責任の持てない人間関係は築かない。好きに生き、好きに死ね。そんな自由奔放な爺に一番近いかなあなんて思ってます。
また、わたしの理想は〝大家さん〟なのだけれど同時に絶対に、死んでもなりたくない人間像でもあります。わたしからは一番遠いキャラクターかも。
そして、一番好きなキャラは誰かというと、〝元国王〟です
🤣元国王みたいな人大好きなんです、ええ。

ぜひぜひ、彼女たちの日常を覗いてみてください。そして、誰かにとってのお気に入りのキャラが見つかれば……この上なく嬉しいです🤗✨

【いただきもの】

ときかぜさんがさいはて荘のキャラたちを描いてくださいました!画像をクリックするとpixivに飛びます。

髪のやわらかさがとっても魔女らしくて可愛いです…!素敵なイラストをありがとうございます
🤗✨、

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