ネパールの人身売買の本を紹介☆

どうも、久安です!

今回のTSUBAKIのテーマは、それぞれおすすめの本紹介です。

ネパールの人身売買に対して活動している私たちですが、日本では、ネパールも、人身売買も、知名度が低いですよね。

ネパールや日本も含め、世界各地で人身売買が社会問題として存在していることを知っている人は、やはり少ない。

実際の問題を知ろうにも、日本語で手に入る情報が、他のことよりも少ないのもあります。

インターネットの情報は玉石混交なので信用していい情報なのか分からない。人身売買にせっかく興味を持ってくれている人が調べようと思っても、なかなか本当のことを知ることができない。

やっぱり実際に現地に行って知るというのが一番いいし、実際私は学校で学んだりインターネットで調べたことよりも、現地でのスタディーツアーにいった時の方がよっぽど人身売買を身近に感じました。

でもいまは外出しようにもできんということで、、、

そこで私がおすすめしたいのは、本です!!!

TSUBAKIメンバーのおすすめ本で、人身売買について少しでも身近に感じてもらえたらうれしいです。


本はインターネットよりも断然いい、と思います。

何がいいかというと、やっぱり情報の質が違う。

一冊をつくるのに、著者がかける取材時間の差が大きい。

また本はネットとは違って、当事者が書いているものも読む機会が多い。特に人身売買という問題は、取材する人によって記事の書き方が違うので、できるだけ正確な情報の出どころのやつで、できれはいろんな本を読んでほしいです。

ということで私のお勧めは3つ(多め)!!!

できるだけいろんな角度から人身売買を見られるようにと思い選びました。

1冊目は、田中雅子著「ネパールの人身売買サバイバーの当事者団体から学ぶー家族、社会からの排除を越えて」上智大学出版 です。

個人的には一番最初にこれを読むとわかりやすいかなと思います。

分かりやすい文章で書かれていて、比較的読みやすいです。これ一冊だけでも人身売買の概要が分かるし、何より当事者が書いたものが翻訳されて載っているので情報が信頼できます。

実はこの本に出てくるShakuti Samuhaという当事者団体は、TSUBAKIの支援している団体ということもあって、私はTSUBAKIの先輩メンバーからこの本を教えてもらいました。

2冊目は私が個人的に興味があって買った本。

向田麻衣 「”美しい瞬間を生きる”」ディスカバートゥエンティ―ワン

向田麻衣さんという方を知った時に買った本です。

向田麻衣さん(現在は酒本麻衣さん)という方は、現在は日本、ネパール、ニューヨークを拠点に活動していて、ネパールでのビジネス、芸術活動、様々なことに挑戦してらっしゃる方です。

17歳の時にネパールを訪れ、人身売買を知った麻衣さんは、その後ネパールでオーガニック化粧品を製造し、ネット販売するビジネスを行っていらっしゃいます。lalitpurというブランドで、日本でネット販売してるので、私たちも買うことができます。

人身売買サバイバーが精神的ケアを受けた後、自分の力で生きていくために仕事ができる環境をつくるためのプロジェクトです。

私が魅力を感じたのは、lalitpurがよくある国際協力団体感のあるものではなく、ネパールのオーガニックブランドとして売り出している点です。

麻衣さん自身はこの本の中で、「途上国」という言葉、こちら側が支援してあげるという感覚になって自分を世界の中心に考えるのではなく、様々な人の視線を同時に考える想像力を持っていたい、と書かれていて、このブランドも、そういった考えから生み出されたのだと感じました。


最後に紹介するのは、長谷川まり子 「少女売買 インドに売られたネパールの少女たち」光文社です。

この本が一番、太くて内容が詰まっています。この本の著者長谷川まり子さんは、日本の代表的なネパール人身売買のNGOグリス・ジャパンの代表であり、取材ディレクターとしても活躍している方です。

1冊目よりも情報量が多いし、人身売買のリアルが分かる本で、本を読むのが好き、得意という方はこれ1冊を読んでみるのがおすすめです。

皆さんもぜひ一冊買って読んでみてください♡

久安

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by TSUBAKI Project







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