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【つばきの人の輪】お助けマンや買い物定期便をまちづくり協議会として立ち上げた・南林和さん

椿峰の「人」を紹介するこのコーナー。
今回は、様々な活動を行っている南林和さんにインタビューしました。
(「つばきのわ」2021年9.10月号紙面に掲載)

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椿峰のまちづくり協議会として「買い物定期便」を立ち上げ

「買い物定期便」をご存知でしょうか?高齢の方や体の不自由な方を対象に、椿峰地区近隣スーパーでお買い物したあと、その方のご自宅まで乗用車で送り届けるサービスです(現在はコロナ禍で休止中)。住民発、有志が集まり椿峰の暮らしを“ソフト面”からアプローチする組織として発足した「椿峰まちづくり協議会」が主体となって行っています。南林さんはこのまちづくり協議会の代表者です。

椿峰全体のネットワークを作りたい!発端は”ケーブルテレビ問題”

まちづくり協議会の発足は2005年。当時、ケーブルテレビの運営が他社に移管するということがありました。その際、管理組合が充実している「マンション」の場合は簡単に手続きが済んだそうです。しかし「戸建て住宅」の住民にはなかなか情報が来ず、また、料金についても負担がありました。「同じ椿峰というエリアに住んでいても、情報の伝達や条件にばらつきが生じている。椿峰ニュータウン全体を統括するネットワークが必要だ」と南林さんは考えます。そこで、独自にニュータウン内の家々を訪れ様々な人に聞き取り調査をしました。さらにはアンケート調査も行い、椿峰ニュータウンの“まちづくり”についての実情もあぶり出すことに成功しました。その結果、「今後の椿峰のことをともに考えたい! まちづくりについて何かしたい」と意を同じくする人が80人くらい集まります。

生活サポート「お助けマン」が本当に必要なのは”今”なのではないか?

そしてそれは、買い物定期便や日常の困りごとに対応する「お助けマン」といったボランティア活動へとつながり数年間続けることができました。ただし、ボランティア活動を仕組み化して維持するのは難しく「お助けマン」は立ち消えに……。南林さんは「本来なら高齢化が進むいま、まさに『お助けマン』が必要なのではないか」と話します。
目下、まちづくり協議会は2023年に失効する椿峰の緑地を保全する「第二次椿峰協定」のその後に向け、協定の再締結に向け動いています。
(取材・文 前原麻世)


【つばきの人 紹介】

南林和さん 71歳 
40歳の頃椿峰住民となる。定年後、ぶどう畑を始め山梨県笛吹市との二拠点生活となり10年近く経つ。

よろしければサポートをお願いいたします! いただいた分は活動費として所沢市 椿峰ニュータウン地域のために使わせていただきます.