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『まなの本棚』~辻村深月さん、ミヒャエル・エンデほか

週末に英語で1冊、日本語で1冊のファンタジー小説を読みました。

"Momo" Michael Ende(『モモ』ミヒャエル・エンデ)
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『かがみの孤城』辻村深月
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どちらも大ベストセラー。私がここであえて説明する必要はないでしょう。
土曜日の朝3時に"Momo"を読み終え、日曜日の朝3時に『かがみの孤城』を読み終えましたが、2冊とも感動的な文学小説でした。

設定は全く異なる物語ですが、いくつか共通点があります。
「ファンタジーだと思っていたら、sci-fi(SF)だった」
「少女が主人公で、勇気を出して、友達と世界を救う物語」
そして、
「少し先の未来を知っている自分が、過去に向かって”大丈夫よ”と励ます」
この時間軸が流れている所が共通しています。

今回、『かがみの孤城』を読もうと思ったきっかけは、
女優の芦田愛菜さんがご自身の著書の中で辻村さんと対談していたからです。

『まなの本棚』芦田愛菜
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芦田愛菜ちゃんが読書家で、年間200冊読むというのは有名な話ですが、(だから素晴らしい演技ができるのでしょう。)
昨年秋、彼女が式典で天皇陛下へ「御即位をお祝いする祝辞」を読み上げていたのを聞いて、こんな名文を朗読できる愛菜さんは普段どんな本を読んでいるのだろう?と思ったのが、この本を読むきっかけです。

『まなの本棚』には、愛菜さんの好きな本や作家が、彼女の紹介文と共に紹介されており、そのジャンルの幅広さに驚かされます。
あのiPS細胞の山中伸弥教授との対談も収録されており、二人で村上春樹の『騎士団長殺し』について話し込んでいるのも意外で、面白かったです。

辻村深月さんは、『かがみの孤城』を実写化したら、芦田愛菜ちゃんにオオカミさまを演じてほしいと対談で語っていました。
私はふつうに、主人公のこころちゃん役かと思っていたので、意外でびっくりしました(笑)

まなちゃんが「面白いです!」と太鼓判を押している本の中では、
『福翁自伝』と『南総里見八犬伝』が気になりました。

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